「事業承継・引継ぎ補助金(5次公募)」公募要項開示・Webサイト開設

subsidy

事業承継・引継ぎ補助金 事務局は、中小企業生産性革命推進事業「事業承継・引継ぎ補助金(5次公募)」に関して、公募要項等を開示したこと、各種情報および公募要領の取得が可能なWebサイトを解説したことを発表しました。

この補助金は、事業承継やM&Aを契機として経営革新等を行う中小企業者、M&Aによる経営資源の引継ぎを行う中小企業者を支援するものです。

「補助金」
・経営革新:最大800万円・経費の1/2~2/3以内
・専門家活用:上限600万円・経費の1/2~2/3以内(上乗せ最大150万円(廃業費))
・廃業・再チャレンジ:上限150万円・経費の2/3以内


国内企業の99%は中小企業が占めており、その半数以上が60歳以上の経営者によって経営されています。

経営者の高齢化が進むにつれ年齢を理由とした経営者の引退が増加します。これまで培ってきた知見・経営資源・雇用が失われることがないよう、次世代の経営者に引き継ぐことが必要とされています。

しかし、中小企業庁が発表している「2021年版 中小企業白書」によると、60代経営者の後継者不在率は48.2%、70代経営者は38.6%、80代以上は31.8%です。

経営者年齢の高い企業でも後継者がいない企業が一定数存在するため、具体的な対策が求められています。

この後継者不足は大きな課題として広く認識されており、近年は政府・自治体・企業などによる取り組みが進んでいます。

この成果が出ているのか、後継者不在率は2017年をピークに減少傾向となっています。

「事業承継・引継ぎ補助金」は、事業承継やM&Aをきっかけに新たなことにチャレンジする、買い手・売り手双方を支援する補助金です。

事業を譲り受ける側(買い手)は、事業再構築・設備投資・販路開拓や、M&A時の専門家活用などで補助金を活用できます。

事業を譲る側(売り手)は、M&A時の専門家活用、M&A後にも手元に残った事業を廃業・再チャレンジする場合、M&Aにより事業を譲り渡せなかった場合の廃業・再チャレンジなどで補助金を活用できます。

M&Aが成立しなかった場合にも活用できるため、事業承継・M&Aを考える幅広い企業の選択肢を広げる魅力的な補助金といえます。

事業継承は、起業のひとつの方法として注目されています。しかし事業継承はゼロからの起業とはまた違ったノウハウが必要となります。創業手帳は、無料で創業コンサルティングを行っています。また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ M&A 事業承継 事業承継・引継ぎ補助金 引き継ぎ
詳細はこちら

中小企業の事業承継や引継ぎにかかる経費の一部を補助する中小企業生産性革命推進事業「事業承継・引継ぎ補助金(5次公募)」公募要領開示およびWEBサイト開設のお知らせ

事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「M&A支援機関登録制度」
「M&A支援機関登録制度」のご案内です。 中小企業が安心してM&Aに取り組める基盤を構築することを目的に、2021年8月、中小企業庁によって設置された制度です。 また、「事業承継・M&A補助金(専門家…
【中小企業庁】「サプライチェーン事業承継に関する情報」
2024年10月1日、中小企業庁は、サプライチェーン事業承継に関する情報を掲載しました。 サプライチェーン事業承継とは、取引先や販売先が後継者不在等で廃業してしまうことを防ぐため、自社でその取引先の事…
M&A仲介や診療報酬等ファクタリングサービスを展開する「ブレインファイナンシャルアドバイザリー」が「バンカーズ・ホールディング」と資本提携
2022年9月14日、ブレインファイナンシャルアドバイザリー合同会社は、株式会社バンカーズ・ホールディングと、資本提携契約を締結したことを発表しました。 また、親会社の株式会社ブレインイノベーションは…
【7月13日】起業家むけ「気になるニュースまとめ」
7月17日のニュースの中で、起業家が注目したい話題を紹介します。 独禁法の個人情報規制指針発表 購買履歴や位置データも規制対象に 独禁法の個人情報保護規制に関する話題に進展です。公正取引委員会が16日…
平成30年度の税制改正、事業承継の支援策を中心に拡充
平成29年12月に発表された、「平成30年度の税制改正」。今回は、その中でも中小企業にかかわる税制の改正ポイントをご紹介します。 もっとも大きな改正点は、事業承継にまつわる税制です。少子高齢化に伴う深…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集