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サブスク型防災備蓄プラットフォーム「あんしんストック」を展開する「Laspy」が「明治」と資本業務提携

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2023年3月7日、株式会社Laspyは、株式会社明治からの出資を受け入れ、資本業務提携を開始したことを発表しました。

Laspyは、サブスク型防災備蓄プラットフォーム「あんしんストック」を展開しています。

防災備蓄の保管・管理・提供を一括で行うサブスクリプションサービスです。

置く場所がない、管理に手間がかかる、気がついたら賞味期限が切れているといった課題を解決します。

オフィスの遊休スペースやマンションの共用部に備蓄倉庫を設置し、契約分の備蓄品を用意し、賞味期限の管理や備蓄品詞用語の再補充などを行います。

Laspyは、明治が主催するコーポレートアクセラレータープログラム「明治アクセラレーター」に採択され、2021年10月から協業の取り組みを開始しています。

今回の提携により、明治製品を活かした「あんしんストック」のサービスレベルの向上、防災分野におけるさまざまなサービスの開拓、明治の「食育活動」を活用した協業などを行います。


内閣府の資料「東日本大震災における災害応急対策の主な課題」には、東日本大震災を経て顕在化した課題が記されています。

物資については、地方自治体機能が著しく低下したことにより、調達・輸送において大きな混乱が生じ、適切な場所に適切に届かないという問題が生じました。

さらに、避難所として指定されていない場所やライフラインが途絶した場所に避難所を設置しなくてはならないケースや、避難所となるべき施設に必要な設備・備蓄がないケースも散見され、設備・備蓄の充実が課題として示されました。

この教訓により、たとえば東京都では「東京都帰宅困難者対策条例」が制定され、全従業員の3日分の水・食糧の備蓄が義務づけられています。

こうした災害の経験や、気候変動による大規模災害が頻発している近年は、企業ではBCP(事業継続計画)の策定・実行が重要になっています。

一方で、企業によってはスペースや管理リソースの問題から、備蓄などの適切な防災対策を講じることができないこともあります。

Laspyは、サブスクリプション型の防災備蓄サービス「あんしんストック」により、企業や集合住宅の備蓄の課題解決に貢献しています。

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カテゴリ 有望企業
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