「ハルモニア」が値引率最適化により食品ロス削減を目指す新サービス「Harmoniaロスフリー」を提供開始

tool

2023年2月15日、ハルモニア株式会社は、新サービス「Harmoniaロスフリー」の提供を開始したことを発表しました。

「Harmoniaロスフリー」は、スーパーマーケットなどの食品ロスを削減するサービスです。

POSシステムの保存されている販売・廃棄データを分析し、値引率の最適化を図ることで食品ロスを削減するサービスです。

値引率最適化のほか、店舗スタッフへの値引き指示、値引きロス・廃棄ロス・粗利益などのKPI可視化、製造数最適化のための示唆提供などの機能を備えています。

このサービスは、2021年8月に資本提携を発表した東芝テックと共同開発したものです。

ハルモニアはほかに、パートナー企業のプライシングを戦略策定からシステム化まで一気通貫で支援するプライシング変革支援事業や、組織開発・新規事業開発コンサルティングを行うダイナミック変革支援事業を展開しています。


食べられるのにかかわらず何らかの理由で捨てられてしまう食品のことを食品ロスと呼びます。

環境省の発表によると、2020年度の食品ロスの量は約522万トンと推計されています。うち事業系の食品ロスは275万トンで、前年から34万トン減少しています。

食品ロスは2015年あたりから減少が続いており、企業・消費者ともに食品ロスの削減に取り組んでいることがわかります。

外食産業・食品小売業では、閉店が近いのに売れ残っている料理・食品や、外食においては食べ残しなどが食品ロスにあたります。

スーパーマーケットでは以前から閉店間近になると売れ残った食品に値引きシールを貼ることで可能な限り売り切る取り組みを行っています。

しかしこの値引きの判断は、値引率が高ければ高いほど廃棄率が減る一方で値引きによる損失が発生し、値引率が低すぎると廃棄率が高まってしまう、という非常に難しい判断を迫られるものとなっています。

「Harmoniaロスフリー」は、こうした値引率の判断を自動化・最適化することで、ロスの削減と業務効率化を図るサービスです。

データドリブンな経営・意思決定を実現するためには、最適なクラウドサービスの導入も重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューし、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 便利なサービス
関連タグ Harmonia Harmoniaロスフリー MagicPrice POS PriceTech ハルモニア フードロス プライシング プライステック 値引率 分析 店舗 廃棄 廃棄ロス 新サービス 最適化 株式会社 食品ロス
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

SaaS事業者向け組み込み型iPaaS「Anyflow Embed」を提供する「Anyflow」がクラウドPOSレジの「スマレジ」と資本業務提携
2022年12月8日、Anyflow株式会社は、株式会社スマレジと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Anyflowは、SaaS事業者向け組み込み型iPaaS(API連携プラットフォーム…
LINE公式アカウントを活用したECショップ作成サービス「Atouch」を手がける「IRISデータラボ」が1.1億円調達
2024年4月1日、IRISデータラボ株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IRISデータラボは、ネットショップ作成サービス「Atouch(アタッチ)」を開発・提…
音声解析AI電話「MiiTel」提供の「RevComm」が7億円調達
2020年10月5日、​株式会社RevCommは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」を開発・提供しています。 電話営業や、コールセンター業…
営業支援サービス・営業育成DXツール「SaleSpot」を提供する「ブレーンバディ」が資金調達
2023年6月27日、株式会社ブレーンバディは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社MTG Venturesが運営する「Central Japan Seed Fund」です。 ブ…
不動産向けAI写真加工ツールを提供する「カグオク」が資金調達
2024年12月5日、カグオク株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 カグオクは、AI型ホームステージングサービス「カグオク」を開発・提供しています。 室内写真にAI技術で制作した家具や小…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集