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2023年2月15日風力発電機メンテナンスロボットを開発する「LEBO ROBOTICS」が3億円調達

2023年2月15日、LEBO ROBOTICS株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。
LEBO ROBOTICSは、風力発電機メンテナンスロボットの開発と、ロボットを活用したスマートメンテナンスサービスの提供を行っています。
開発する風力発電機メンテナンスロボットは、地上からの遠隔操作により、上空にあるブレードの研磨・パテ塗布・塗装などのメンテナンス作業を行うことができるロボットです。
現在のモデルは半自動ですが、2024年には全自動モデルを市場に投入するため開発を推進しています。
今回の資金は、プロダクト開発、海外拠点の設置・運用、採用・組織体制の強化などに充当します。
国連によりSDGs(持続可能な開発目標)が採択されたことにより、世界的にクリーンなエネルギーである再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みが推進されています。
また、日本はエネルギーの供給のうち、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料が8割以上を占めており、そのほとんどを海外に頼っています。そのため、エネルギー自給率を改善するためにも再生可能エネルギーの開発が重要となっています。
一方で日本は、太陽光発電に適した広大で開けた土地が少ないこと、風力発電に適した風が吹く場所が少ないこと、台風・地震などの災害による影響を受ける可能性が高いことなどの理由によって再生可能エネルギーの普及が遅れていました。
しかし近年は、太陽光発電や風力発電の発電効率が向上しており、徐々に再生可能エネルギーが普及してきています。
風力発電機は、定期的なメンテナンスが必要となりますが、人の手が届かない高所に設備があるため、メンテナンスが難しいという課題を抱えています。
LEBO ROBOTICSは、風力発電機のメンテナンスの課題を解決するメンテナンスロボットを開発しています。
風力発電はとくに欧州において普及していることから、ドイツにおいて現地法人を設立し、欧米市場での拡大を目指しています。
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