注目のスタートアップ

家賃保証会社向けバーティカル業務支援SaaS「smetaクラウド」などを提供する「リース」にエッグフォワードの出資×コンサルティングの「GOLDEN EGG」で追加出資

company

2023年2月8日、エッグフォワード株式会社は、出資×コンサルティングで支援する「GOLDEN EGG」スキームで、リース株式会社など数社に追加出資を決定したことを発表しました。

リースは、家賃保証付きお部屋探しアプリ「smeta(スメタ)」、家賃保証業界向けSaaS「smetaクラウド」「smeta入居審査AI」を開発・提供しています。

「smetaクラウド」は、家賃債務保証に特化したクラウドサービスです。審査・契約・入出金管理・滞納督促業務のペーパーレス化・効率化と、代理店・顧客・契約情報の一元管理を実現します。


賃貸保証会社は、賃借人の委託を受け、賃借人の家賃の支払いに係る債務を保証する事業である家賃債務保証業を展開しています。

賃貸住宅の賃借においては約97%で何らかの保証が求められています。従来は連帯保証人を立てることが一般的でしたが、近年は賃貸保証会社(家賃保証会社)を利用するケースが増えています。物件によっては賃貸保証会社を必須とするところもあります。

賃貸保証会社の利用が増加しているのは、賃借人の関係性の希薄化により保証人を頼むことができなくなっていること、連帯保証人よりも賃貸保証会社の保証のほうが安心できることなどの理由が挙げられます。

賃貸保証会社の仕組みは、家賃に応じた保証料(保証委託料)を入居者が支払い、賃貸保証会社に保証人となってもらい、もし賃借人の家賃の支払いが滞った場合、賃貸保証会社が家賃を立て替え、その立て替えた分を賃借人に請求するというものです。

オーナーや仲介会社は賃借人と交渉したりする必要がなく、トラブルとなる可能性が減るというメリットがあります。

賃貸保証会社の利用は年々増加しており、2010年には39%だった利用率が、2020年には80%にもなっています。

こうした利用率の増加により賃貸保証会社は業務負担が増加しており、デジタル化により業務効率化のニーズが高まっています。

企業の利益を最大化させるためには、テクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ GOLDEN EGG SaaS クラウド コンサルティング リース 一元管理 保証 株式会社 業務効率化 業務支援 賃貸
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「クレジットエンジン」が「JFRカード」と業務提携 個人向け融資商品に対応する与信モデルの提供を開始
2023年5月26日、クレジットエンジン株式会社は、JFRカード株式会社と業務提携することを決定したことを発表しました。 また、個人向け融資商品に対応する与信モデルの提供を開始したことも併せて発表しま…
海上通信プラットフォーム「コースタルリンク」を開発する「フューチャークエスト」が資金調達
2022年10月5日、フューチャークエスト株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 フューチャークエストは、海上通信プラットフォーム「コースタルリンク(CoastalLink)」を開発してい…
ケニア発のマイクロ・ファイナンス・スタートアップ「HAKKI AFRICA」が資金調達
2020年4月16日、株式会社HAKKI AFRICAは、資金調達を実施したことを発表しました。 信用情報の存在しない貧困層の小規模事業者にも積極的に少額から融資を行う、マイクロ・ファイナンス事業を展…
動画で組織実行力を高めるマネジメント支援サービス提供の「ClipLine」が4.5億円調達
2022年2月15日、ClipLine株式会社は、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 動画で組織実行力を高めるマネジメント支援サービス「ClipLine」を提供しています。…
インバウンド観光客を対象とした店舗マーケティング支援などを手掛ける「TakeMe」が2.6億円調達
2022年9月26日、TakeMe株式会社は、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TakeMeは、インバウンド観光客を対象とした店舗マーケティング支援「TakeMe インバ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集