注目のスタートアップ

「土屋」が介護のスキルシェアサービス「Sketter」を展開する「プラスロボ」に出資

company

2023年2月10日、株式会社土屋は、株式会社プラスロボ1,000万円の出資を行ったことを発表しました。

プラスロボは、介護福祉特化のスキルシェアサービス「Sketter(スケッター)」を運営しています。

有資格者だけでなく、無資格・未経験者でも働くことができる身体介助を伴わない業務を掲載していることを特徴としています。

土屋は、全国47都道府県で重度訪問介護事業を展開しています。


厚生労働省によると、2018年度の要介護(要支援)認定者数は約658万人存在しています。

また同省の「介護分野の現状等について」(平成31年3月18日)では、介護人材の需要は、2020年度末に約216万人、2025年度末には約245万人であると試算されています。

そして介護人材は、2020年度末までに約26万人、2025年度末までに約55万人が不足し、年間6万人程度の介護人材を確保する必要があると試算されています。

介護業界では介護人材を確保するため、給与や環境などの処遇の改善や、デジタル化による業務効率化、外国人材の受け入れなどの取り組みを進めています。

たとえば、介護人材では介護資格を有しているものの、出産・子育てなど家庭の事情で働くことのできない人材が大勢存在しています。そのためこうした人材が柔軟に働くことのできる環境を整備することが重要です。

人材マッチングサービス、スキルシェアリングサービスは、柔軟な働き方を求める介護人材のニーズに応えることができるサービスであり、近年多くのサービスが登場しています。

「Sketter」は、有資格者だけでなく、無資格でも介護業務に携わることができる身体介助を伴わない業務を掲載していることを特徴としています。

さまざまな人材の介護への参加を促すことで介護施設の人手不足を解消し、さらに介護士がより専門性の高い領域で働くことができる環境の構築に貢献しています。

人材不足は介護業界に限らず大きな問題となっています。創業期はフットワークの軽い運営が求められるため、スキルシェアリングサービスやアウトソーシングを賢く活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Sketter サービス シェア スキル スキルシェアリング プラスロボ マッチング 介護 介護福祉 土屋 株式会社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

SNSを活用した写真教室・教材販売の「CURBON」が8,000万円調達
令和元年7月31日、株式会社CURBONは、8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SNSで多数のフォロワーを持つ写真家を講師とした対面型写真教室の実施や、写真技術のeラーニング講座配…
経済状況予測SaaS「xenoBrain」を開発・提供する「xenodata lab.」が3億円調達
2023年1月24日、株式会社xenodata lab.は、総額3億500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、野村ホールディングス株式会社などです。 xenodata lab.は、…
「エーリンクサービス」が3D空間制作サービス「3D space」をリリース
2022年2月16日、株式会社エーリンクサービスは、「3D space」の提供を開始したことを発表しました。 「3D space」は、バーチャル会社見学・工場見学・ 店舗・ショッピングなどに活用できる…
前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を運営する「JPYC」が資金調達
2022年11月10日、JPYC株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 JPYCは、前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」を開発・運営しています。 パ…
ビッグデータ活用・分析の事前処理を自動化する「trocco」の提供元が1.3億円調達
2019年7月8日、株式会社primeNumberは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SaaS型のビッグデータ分析基盤向けデータ統合自動化サービス「trocco(トロ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集