注目のスタートアップ

シェアリング型統合マーケティング事業を展開する「ブリーチ」が融資により46億円調達

company

2023年1月12日、株式会社ブリーチは、総額46億円の資金調達を実施したことを発表しました。

みずほ銀行及びりそな銀行をアレンジャーとするシンジケートローンによる資金調達です。

ブリーチは、D2C領域に特化したシェアリング型統合マーケティング事業を展開しています。

商品の広告費用をブリーチが肩代わりし、実際に商品を売れた後に発生するレベニューの一部をシェアするというモデル(レベニューシェア型)でマーケティングサービスを提供しています。


レベニューシェアとは、発注側と受注側で利益を分配する「成果報酬型」の契約のことです。

受注者は無償・安価で業務を請け負い、事業によって得た収益から事前に取り決めておいた割合で報酬を受け取ります。

主にWebサイト制作やシステム開発など、IT関連のビジネスにおいて採用されています。

レベニューシェアのメリットとしては、発注側の負担が低く仕事を依頼しやすくなり、受注者側はより多くの顧客を獲得できる、長期・継続的に利益が得られる可能性があることなどが挙げられます。

また、レベニューシェア型は事業の成功・リスクを共有するため、事業者側の仕事の質が高くなるという特徴があります。

近年、インターネットの利用者・利用率が増加し、インターネットのメディアとしての影響力が強くなっているに伴い、デジタルマーケティングの重要性も高まっています。

D2C(Direct to Consumer)は、自社で企画・製造した商品を直接ユーザーに届けるというビジネスモデルであり、近年大きく成長している領域です。

D2Cは基本的にインターネットをベースに顧客との接点を構築します。そのためデジタルマーケティングが非常に重要となるのですが、D2Cは資金力に乏しいことが多く、マーケティング戦略を推進できないことが課題となるケースがあります。

ブリーチはこうしたD2C領域に特化し、レベニューシェア型でマーケティング事業を展開しています。

D2Cビジネスは、顧客の声を直接聞くことができ、即座にプロダクトに反映できることが大きな魅力です。また、SNSなどインターネットを使ったマーケティングとも相性が良いといわれています。「冊子版創業手帳」では、創業期でも実施できるネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BLEACH D2C シェアリング ブリーチ マーケティング マーケティング支援 レベニューシェア 統合
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

フード・シェアリング・サービス「TABETE」展開の「コークッキング」が資金調達
2020年8月13日、株式会社コークッキングは、資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店や小売店で廃棄されてしまう食事と、テイクアウト購入したい消費者とをマッチングするサービス「TABETE」を…
SNSマーケティングの「タグピク」と子会社の「マルシェ」が「電通」とD2Cブランディング領域において業務提携
2020年10月1日、タグピク株式会社と、子会社であるマルシェ株式会社は、株式会社電通との間で、業務提携契約を締結したことを発表しました。 この業務提携は、D2C事業の推進、支援高度化を目指すためのも…
【東京都】「飲食事業者向け経営基盤強化支援事業」申請受付期間延長
2023年8月25日、東京都は、「飲食事業者向け経営基盤強化支援事業」の申請受付期間延長を発表しました。 都内中小飲食事業者の経営基盤の安定化や収益の確保に向けた取組に対し、専門家が店舗を訪問し、現地…
スキマバイトサービス運営の「タイミー」に香港と米国の機関投資家が新たに資本参画
2022年5月18日、株式会社タイミーは、セカンダリー取引ラウンドを実施し、香港・Aspex Managementと、米国・Woodline Partnersが新規株主として資本参画したことを発表しま…
地方自治体向けのプラットフォーム構築支援や観光マネジメント事業などを手がける「Blank Marketing&Management」が資金調達
2023年8月21日、Blank Marketing&Managementは、資金調達を実施したことを発表しました。 Blank Marketing&Managementは、地方自治体向けのプラットフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集