注目のスタートアップ

ソーシャルメディア分析やリテールマーケティングの「データセクション」がりそなSXフレームワークローンによる資金調達を実施

company

2023年1月4日、データセクション株式会社は、「りそなSXフレームワークローン」による融資契約をりそな銀行と締結したことを発表しました。

データセクションは、ソーシャルメディア分析事業、リテールマーケティング事業、AI・システム受託開発事業を展開しています。

ソーシャルメディア分析事業では、ネット上の声を検索・分析できるツール「Insight Intelligence Q」や、リサーチサービス「ソーシャルリスニングレポート」を提供しています。

リテールマーケティング事業では、店舗における顧客の行動分析ツール「FollowUP」を提供しています。

「りそなSXフレームワークローン」とは、借り手が環境・社会・経済・ガバナンスを意識したサステナビリティ戦略とそれに整合したKPIを設定し、達成状況報告、第三者機関によるレビュー実施というプロセスを通して、りそな銀行とともに持続可能な発展を目指すものです。

データセクションは、「男性の育児休暇取得率の向上」をサステナビリティ戦略におけるKPIとして設定しました。

具体的な目標数値。
・3年後:2023年~2025年の3年間で育児休暇取得率を30%以上
・10年後:2032年の育児休暇取得率を60%以上

小売業では、コロナ以前からECの拡大やモノ消費からコト消費への転換を背景として、モノが売れないという課題が大きくなっていくことが見込まれています。

小売業は以前のやり方でビジネスを続けていくと衰退していくという危機から、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が強く求められています。

さらにコロナ禍において実店舗型のビジネスはピンチに陥り、効率化、新規顧客開拓、ブランドロイヤルティの向上などを実現する必要性が高まっています。

DXのためにはデータの取得・活用が重要なのですが、小売業は基本的にアナログなビジネスであるため取得できるデータは限られていました。

近年はこの課題を解決するため、店舗でのデータ取得を目的としたIoTの活用や、アプリとの連携などによる顧客データの取得、店外データとしてスマートフォンの位置情報や衛星情報の活用などが進んでいます。

データセクションは、顧客の店内での行動から、販売パフォーマンスの向上、改善の施策を導き出すことができる店舗分析ツール「FollowUP」の提供を通じ、小売業のDXを支援しています。

近年のテクノロジーの発展はめざましく、企業・事業の成長にとってデジタル化はもっとも重要な施策のひとつとして認識されています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ソーシャルメディア データセクション マーケティング りそなSXフレームワークローン リテール 分析 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

事業承継マッチングプラットフォーム「relay」を運営する「ライトライト」が1.4億円調達
2023年9月21日、株式会社ライトライトは、総額約1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ライトライトは、事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を運営していま…
譲渡型賃貸住宅「家賃が実る家」提供の「Minoru」が資金調達
2021年4月9日、株式会社Minoruは、資金調達を実施したことを発表しました。 家賃を払い続けることで最終的にはマイホームとなる、新しい住宅取得の仕組み「家賃が実る家」を提供しています。 新築戸建…
個人資産管理サービスなど提供の「マネーツリー」が資金調達
2020年4月28日、マネーツリー株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 金融資産を一元管理できる個人資産管理サービス「Moneytree」や、企業向けの金融データプラットフォーム「MT …
資源循環プラットフォーム「pool」などを手がける「レコテック」が資金調達
2023年7月14日、レコテック株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 レコテックは、循環型サプライチェーンを構築するクラウドサービス「pool」、国産100%PCR材「pool resi…
ネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」を手がける「GA technologies」が4億円の融資契約を締結
2024年6月26日、株式会社GA technologiesは、株式会社千葉銀行が提供する「ちばぎんSDGsリーダーズローン(サステナビリティ・リンク・ローン型)」において4億円の融資契約(無担保・無…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集