注目のスタートアップ

再生可能エネルギーの開発を推進する「シン・エナジー」が「東急不動産」と資本業務提携

company

2022年12月27日、シン・エナジー株式会社は、東急不動産株式会社と資本業務提携を行うことに合意したことを発表しました。

シン・エナジーは、各種再生可能エネルギーの開発や、新電力の運営・支援事業を展開しています。

再生可能エネルギー開発では、全国各地において、木質バイオマス発電、小水力発電、太陽光発電、バイオガス発電、風力発電、地熱バイナリー発電の開発を行っています。

また新たな取り組みとして、FIT(固定価格買取制度)に頼らないNon-FIT電源開発、蓄電池を利活用した事業体制の構築を目指します。

今回の提携を通じ、相互補完関係を築き、電源開発事業、電力小売事業等において、さらなる発展を目指します。

国連によりSDGs(持続可能な開発目標)が採択されたことにより、世界的にクリーンなエネルギーである再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みが推進されています。

また、国内ではもともとオイルショック時のエネルギー供給の混乱を受け、安定的なエネルギー供給を実現するため、再生可能エネルギーに関する研究開発を推進しています。

再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・地熱など、枯渇しないエネルギーのことです。

日本はエネルギーの供給のうち、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料が8割以上を占めており、そのほとんどを海外に頼っています。そのため、エネルギー自給率を改善するためにも再生可能エネルギーの開発が重要となっています。

一方で日本は、太陽光発電に適した広大で開けた土地が少ないこと、風力発電に適した風が吹く場所が少ないこと、台風・地震などの災害による影響を受ける可能性が高いことなどの理由によって再生可能エネルギーの普及が遅れていました。

この課題を解決するため、国内では太陽光発電技術や風力発電技術の研究開発、分散型電源の開発、研究などが推進されています。

こうした取り組みなどもあり、日本の全発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合は、2014年時点で12.1%だったものが、2021年には22.4%へと大きく増加しています。

環境・社会・ガバナンス要素を考慮して投資先を判断するESG投資の登場など、以前の資金調達状況とは大きな変化が訪れています。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ エネルギー シン・エナジー バイオガス発電 再生可能エネルギー 地熱バイナリー発電 太陽光発電 小水力発電 新電力 木質バイオマス発電 東急不動産 株式会社 資本業務提携 風力発電
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

店舗・EC向けビジネス向けWebメディア「OREND」や業務用食材・什器のマッチングプラットフォーム「OREND STOCK」を手がける「ステップ・アラウンド」が協調融資により4,000万円調達
2023年7月31日、ステップ・アラウンド株式会社は、株式会社日本政策金融公庫、他1行との協調融資により、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ステップ・アラウンドは、店舗・EC向け…
科学的介護ソフト「Rehab Cloud」を提供する「Rehab for JAPAN」が10億円調達
2024年2月16日、株式会社Rehab for JAPANは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Rehab for JAPANは、科学的介護ソフト「Rehab Cloud(リハブ…
LINEで完結するオンラインショップ「BuyChat」を提供する「Chai」が1.7億円調達
2023年8月9日、株式会社Chaiは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Chaiは、LINEで完結するオンラインショップ「BuyChat」を提供しています。 接客・決済…
「自然電力」がVPP事業を行う子会社「Shizen Connect」を10月に設立
2023年7月25日、自然電力株式会社は、100%子会社・株式会社Shizen Connectを2023年10月に設立することを発表しました。 Shizen Connectは、蓄電池や電気自動車(EV…
産業向けドローンサービスを提供する「テラドローン」が80億円調達
2022年3月23日、テラドローン株式会社は、総額80億円の資金調達を実施したことを発表しました。 テラドローンは、土木測量・森林測量・インフラ点検・プラント施設点検など産業別のドローン点検作業サービ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集