注目のスタートアップ

人型重機を研究・開発する「人機一体」が「竹中土木」と資本提携

company

2022年12月28日、株式会社人機一体は、株式会社竹中土木と、資本提携を行ったことを発表しました。

人機一体は、Man-Machine Synergy Effector (MMSE)=人間機械相乗効果器というコンセプトを掲げ、力学を自在に操ることができる人機(人型重機)の研究・開発と、将来的な社会実装を目指しています。

力制御技術やパワー増幅バイラテラル制御技術を中心とした先端ロボット工学に関するコア技術の知的財産を有しており、これら知的財産を活用したロボティクス製品化コンサルティング事業を展開しています。

今回の資金は、既存プロジェクトやさらなる新規事業開発支援の加速に充当します。

竹中土木とは今回の提携を機に、大型土木工事の建設ノウハウと人機一体社のロボット開発力をかけ合わせ、建設現場内の省人化・省力化・安全性向上などの課題解決や新製品開発など、新たな事業機会の獲得に取り組みます。

近年のAI技術の進展により、製造業や物流などにおいて自律ロボットの実装が進んでいます。

自律ロボットとは、AIによって自律的に判断して動くロボットのことです。工場などにおける作業の自動化・省人化に役立っています。

自律ロボットは非常に大きな技術革新であり、ロボット=自律機械という認識が世間的に強まっています。

一方、ロボット工学においてもロボットを自律させることが研究の目的となり、AI開発に重点が置かれるようになっていることが、一部において問題視されています。

AIが高度に発達したとしても、ロボットは人間が抱く何らかの目的のために働くことに変わりはなく、自律ロボットではなく、人間が操作できるロボットが最適解であるケースも多くあります。

人機一体は、ロボット工学において人間が排除されていることに課題を感じ、人間が自在に操ることができる人型重機(人機)を研究・開発しています。

人型重機は建設・製造などの現場だけでなく、災害や犯罪現場などでも活用されることが想定されます。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ロボット ロボティクス 人型ロボット 人型重機 人機 人機一体 先端ロボット工学 土木 工事 建築 建設 株式会社 知的財産 研究 竹中土木 資本提携 重機 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIを活用した次世代電話カスタマーサポートツールを開発する「StyleAI」が2,000万円調達
2023年10月27日、StyleAI株式会社は、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 StyleAIは、AIを活用した次世代の電話カスタマーサポートツール「CSNext」を開発…
AIメンタルパートナーアプリ「アウェアファイ」を提供する「Awarefy」が4億円調達
2024年12月11日、株式会社Awarefyは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Awarefyは、AIメンタルパートナーアプリ「アウェアファイ」を提供しています。 認知行動療法…
全方向移動ロボットによる複数台での自律協調搬送・作業システムを開発する「TriOrb」が4,000万円調達
2023年4月26日、株式会社TriOrbは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TriOrbは、九州工業大学の発明である球駆動式全方向移動機構をコア技術に産業技術総合究所で研究・…
クラウド型企業情報データベース「Musubu」を提供する「Baseconnect」が54億円調達
2023年2月7日、Baseconnect株式会社は、総額54億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Baseconnectは、クラウド型企業情報データベース「Musubu」の提供や、ユーザーが…
香り・ニオイの可視化するセンサーを展開する「アロマビット」が「トヨタ紡織」から資金調達
2022年5月16日、株式会社アロマビットは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、トヨタ紡織株式会社です。 アロマビットは、小型のニオイ識別センサーと、このセンサーにより得られたニオイの…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集