注目のスタートアップ

データクローラープラットフォーム「Collectro」などを展開する「Hogetic Lab」が2.2億円調達

company

2022年11月16日、株式会社Hogetic Labは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Hogetic Labは、データクローラープラットフォーム「Collectro(コレクトロ)」や、「Collectro」をコアとしたデータ分析特化のDXソリューションを提供しています。

「Collectro」は、あらゆるAPI経由のデータ収集を可能にするプラットフォームです。

自社データ、SNSデータ、購入したデータの取得、SaaSデータなどさまざまな種類をノンコーディングで自動で蓄積し、分析ダッシュボードや予測モデルなどのパッケージによってデータの価値化を実現します。

さらに、データアナリスト、データBizDev、データエンジニア、データサイエンティスト、BIエンジニアなどからなるプロフェッショナルチームによって導入支援を行い、さらに社内でのデータ分析の成功機会の創出や、組織に根付かせるための育成や顧問などを柔軟に行い、企業内においてデータを活用するという考えが根付き、それが成長していくように並走します。

今回の資金は、エンジニア組織とデータアナリストで構成されるカスタマーサクセスチームの拡大、「Collectro」の機能拡充などに充当します。

経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。

DXは、テクノロジーとデータの活用により企業を根本から変革し、競争優位性を確立する取り組みのことです。

SaaSや、IoT、ロボットの導入などによるデジタル化については、導入のイメージや導入効果がわかりやすいことから多くの企業・組織で導入が進んでいます。

一方、DXのもうひとつの重要な柱であるデータ活用については、データを活用する仕組みの構築から、戦略設計、データサイエンティストの登用などが必要となり、さらにデータ活用の効果がわからないことから進んでいないという状況にあります。

たとえば、「令和2年 情報通信白書」のデータ活用について海外と比較したデータ「企業のデータ収集及び活用の状況」によると、各国の企業におけるデータ収集、データ蓄積、データ処理(AIの適用を含む)の導入状況について、日本では「導入済み」と回答した割合はいずれも2割程度である一方、米国・ドイツはデータ収集については5割、データ蓄積については4割、データ処理については3割を超える企業が「導入済み」と回答しています。

Hogetic Labは、国内におけるデータ活用の課題を解決するため、データクローラープラットフォーム「Collectro」の提供と、データ活用を企業に根付かせるための取り組みを行っています。

データドリブン経営を実現するためには、最適なクラウドサービス・ツールを選定して導入する必要があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューし、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ API Collectro DX Hogetic Lab SaaS SNS コレクトロ データ データクローラープラットフォーム データサイエンティスト データドリブン データ分析 プラットフォーム 予測 分析 収集 株式会社 蓄積 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

共創コミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供する「テイラーワークス」が資金調達
2023年4月18日、株式会社テイラーワークスは、資金調達を実施したことを発表しました。 テイラーワークスは、共創コミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供しています。 コミュニテ…
ライブ・エンターテインメントをxR技術で拡張する「LATEGRA」が資金調達
2020年7月17日、株式会社LATEGRAは、資金調達を実施したことを発表しました。 リアルとバーチャルを融合させたライブ・エンターテインメント制作事業を展開しています。 具体的には、CGデザインや…
オンライン医療・ヘルスケア・健康管理サービスを提供する「アナムネ」が「東京電力フロンティアパートナーズ」「TEPCO i-フロンティアズ」と資本業務提携
2022年9月15日、株式会社アナムネは、東京電力フロンティアパートナーズ合同会社に対して第三者割当増資を実施し、TEPCO i-フロンティアズ株式会社を含めた3社での資本業務提携を行ったこと発表しま…
戦略×DXコンサルティングファームの「グロービング」が「パーソルグループ」と資本業務提携
2023年2月9日、グロービング株式会社は、パーソルクロステクノロジー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 グロービングは、戦略コンサルティングやDXコンサルティング事業を展開し…
中国向け越境モール型ECを運営する「xxxxnese」が1.5億円調達
2025年9月25日、株式会社xxxxneseは、総額1億5000万円の資金調達を発表しました。 xxxxneseは、貿易型越境取引をデジタル化し、越境販売において困難とされる中国市場で、販売者のリス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集