注目のスタートアップ

ウェルビーイングの現状の可視化と改善を支援する「ポケットセラピスト」などを提供する「バックテック」が資金調達

company

2022年11月11日、株式会社バックテックは、資金調達を実施したことを発表しました。

バックテックは、医学的根拠にもとづき組織・社員ウェルビーイングを実現するプラットフォーム「ポケットセラピスト」や、オンラインフィットネス、最低限の質問数でプレゼンティーイズムを可視化する「プレゼンティーイズムサーベイ」、レセプトデータ・健康関連データの分析、ヘルスケア・ウェルネス関連のエビデンス創出コンサルティング事業を展開しています。

「ポケットセラピスト」は、組織・個人のウェルビーイングの実現のため、Web問診票への回答やセラピストへの相談により従業員のウェルビーイングの状態を可視化し、それを改善するためのエビデンスにもとづいたオリジナルのプログラムを作成するサービスです。

さらに定期的なオンライン面談により、セラピストと二人三脚でウェルビーイングの実現に向けて取り組みます。

今回の資金は、さらなる事業成長、人材採用・育成に充当します。

従来は健康管理は従業員個人の責任であると考えられていました。しかし劣悪な労働環境やパワハラなどによって労働者の自殺が増加し、社会問題としてマスメディアなどに取り上げられることが増え、企業の社会的責任について問われるようになりました。

この世論の変化により、健康管理は従業員本人だけでなく企業の責任でもあるという価値観へと移り変わっています。

さらに、近年は従業員の健康状態は生産性に大きな影響があることが研究によって明らかになり、健康管理を経営戦略のひとつとして捉える企業が増えています。

生産性に影響を与える健康状態といえば、病欠などによる労働力の減少などを想定する人も多いでしょう。しかしこういった病欠による生産性の損失(アブセンティーズム)よりも、従業員が何らかの体調不良を抱えたまま仕事に取り組んでいる状態であるアブセンティーズムのほうがはるかに損失が大きいことがわかっています。

その体調不良というのも、肩こり・腰痛といった一般的なものも含まれているため、組織のウェルビーイングの実現はほぼすべての組織の課題となっています。

さらに国内ではさまざまな業界で人手不足が深刻になっているため、数少ない従業員にできるだけ長く、効率的に働いてもらう必要があり、組織・従業員のウェルビーイングの実現の重要性がさらに高まっています。

従業員のこころの状態を把握する取り組みのひとつにストレスチェックがあります。ストレスチェックは労働者が常時50名以上の事業場において実施義務がありますが、ウェルビーイングの実現のためにも重要となっています。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、社労士によるストレスチェック対応について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ESG経営 ウェルネス ウェルビーイング ウェルビーイング経営 コンサルティング セラピスト バックテック フィットネス ヘルスケア ポケットセラピスト 健康経営 可視化 改善 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中空型マイクロニードルを開発する「シンクランド」が4.2億円調達
2021年7月12日、シンクランド株式会社は、総額約4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 光学設計・実装技術と高速電気信号処理技術をコア技術と、中空型マイクロニードルを開発してい…
インハウスAI動画編集クラウド「Video BRAIN」提供の「オープンエイト」が30億円調達
2021年1月29日、株式会社オープンエイトは、総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インハウスAI動画編集クラウド「Video BRAIN」の提供や、動画自動生成機能などのAPI提…
デジタルコミックエージェンシーの「ナンバーナイン」が「面白法人カヤック」から1億円調達
2024年3月1日、株式会社ナンバーナインは、株式会社カヤックから、約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ナンバーナインは、電子コミックのデジタル配信サービス「ナンバーナイン」や、漫画家・…
「アドインテ」が「マックスバリュ西日本」と協業 リテールメディア「マックスバリュ西日本Ads」をリリース
2022年8月22日、株式会社アドインテは、マックスバリュ西日本株式会社と協業し、「マックスバリュ西日本Ads」(マックスバリュ西日本広告)の構築・運用をスタートしたことを発表しました。 アドインテは…
「ユビ電」が法人・公的機関向けEV充電サービス「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」を提供開始
2022年7月25日、ユビ電株式会社は、「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」の提供を開始することを発表しました。 ユビ電は、電気自動車充電サービス「We…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集