創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年10月21日コネクテッドバッテリー「MaBeee」を展開する「ノバルス」が「アロン化成」と資本業務提携

2022年10月20日、ノバルス株式会社は、アロン化成株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表しました。
ノバルスは、乾電池を使う製品のモニタリングや遠隔での出力制御を実現するコネクテッドバッテリー「MaBeee(マビー)」シリーズを開発・提供しています。
「MaBeee」は、単四電池を単三電池にするアダプターにワイヤレス通信技術を搭載したデバイスです。
照明・トイレ・テレビ・エアコンが利用されたことを通知する家族みまもりサービス「みまもり電池」、単三電池で動くおもちゃなどの製品を専用アプリからコントロールできるようになる「MaBeeeトイコントロールモデル」などを展開しています。
「みまもり電池」は、家電やリモコンに利用する電池をコネクテッドバッテリーに変更することで、手軽に高齢者などの見守りを実現します。
アロン化成は、ライフサポート事業部において、福祉機器「安寿」シリーズを展開しています。
トイレ用手すり、ポータブルトイレ、シャワーベンチ、浴槽用手すり、シルバーカー、転倒予防マットなど、福祉機器・介護用品を約1,000点展開しています。
今回の提携により、在宅や施設における介護現場のDXのための新たな介護福祉機器・サービスの事業化を推進します。
—
国内では高齢者の増加と同時に、単独世帯の高齢者や共働き世帯も増加しています。これに伴い、離れて暮らす親がちゃんと生活できているのか不安に感じる家族が増えています。
子世代はスマートフォンなどのデジタルデバイスを利用して連絡を取り合うことが可能ですが、シニア世代はデジタルデバイスを使いこなすことが難しいこともあります。
そのため、高齢者の見守りのため、手軽に導入・利用できるデバイス・IoTのニーズが高まっています。
すでに多種多様なサービスが登場しており、防犯カメラを利用したもの、コミュニケーションロボットを利用したもの、ウェアラブルデバイスを利用したもの、シニア向けプリペイドカードを利用したものなど多岐にわたります。
ノバルスのアイデアは、乾電池をIoTデバイスにするというものです。乾電池がインターネットにつながることで、乾電池を使う製品のモニタリングや遠隔での出力制御が可能となります。
ほぼすべての生活者は、テレビやエアコンのリモコンなど、乾電池を使う製品を使用しています。
毎日使用する家電で見守りができるだけでなく、その導入も簡単で、他の方法に比べてコストが低いという特徴があります。
IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | IoT IoTデバイス インターネット シニア バッテリー モニタリング 家族 株式会社 見守り 資本業務提携 資金調達 通信 遠隔 電池 高齢者 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年4月21日、株式会社アンビリアルは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アンビリアルは、バーチャルカラオケSNS「topia」を運営しています。 自分だけの3D…
2019年7月10日、株式会社ココナラは、12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、フィデリティ・インターナショナルです。 ココナラは、日本最大級のスキル・マーケット「ココナラ」を運…
2025年3月18日、株式会社Raptorsは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約4.7億円となります。 Raptorsは、アートブランド「GAA…
2024年11月5日、株式会社イメイドは、総額2200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イメイドは、沖縄県うるま市に拠点を構える電動モビリティ製造メーカーです。 カスタムカートの開発や、製…
2024年4月30日、株式会社日本未来農業は、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 日本未来農業は、有機サツマイモなどの高付加価値農産物を6次産業化し、生産・加工・販売・ブランディング…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

