注目のスタートアップ

通信業界に特化した販売応援事業やショップスタッフ育成研修事業などを展開する「育成アシスト関西」と「ピアズ」が資本業務提携

company

2022年10月14日、株式会社ピアズは、株式会社育成アシスト関西と、資本業務提携を行うことを発表しました。

育成アシスト関西は、株式会社育成アシストの子会社として2018年3月に設立された企業です。

モバイル通信販売店を対象とした請負契約による販売応援事業や、モバイル通信販売店を対象としたショップスタッフ育成研修事業、ショップ・モールイベントの企画・実施などを展開しています。

ピアズは、店舗DX事業や、働き方革新事業、セールスプロモーション事業などを展開するコンサルティングファームです。

また、2022年5月には、人材派遣事業とセールスプロモーション事業を展開する株式会社ウィル、各種イベント制作・プロデュース、映像制作事業を展開する株式会社マックスプロデュースを連結子会社化し、事業を拡大しています。

今回の提携により、両社が持つ経営資源やノウハウの連携を強化し、ピアズが注力するオンライン接客センターの拡大と、新たな事業機会創出を図ります。

具体的には、以下の項目において協力を行います。
・オンライン接客ビジネスにおける営業及びオペレーション分野の推進
・既存のコンサルティング及び研修などにおける提供エリア、特に西日本エリアの強化
・セールスプロモーション分野における人材採用と提供価値向上の強化

携帯電話販売事業(携帯ショップ)では、携帯電話購入・プラン契約時における説明や、携帯電話の操作などのサポートなど、数多くの接客が必要となります。

ポイントの還元や付帯サービスの提供などの付加価値はありますが、顧客の印象を左右する大部分は接客が占めているため、接客品質の重要性が高いビジネスといえます。

携帯ショップはほとんどが代理店による運営であり、その接客の品質などは販売代理店が確保しなくてはなりません。

そのため携帯電話販売業界では人材育成・研修などにおいて高いニーズがあります。

一方、携帯電話販売市場は、2013年頃から規模が縮小傾向にあります。

これは料金プランの低下、端末価格の適正化、携帯電話普及率の上昇などが要因であるといわれています。

さらにコロナ禍によって携帯ショップの閉店が相次いでおり、かなり厳しい状況に立たされているといえます。

また、コロナ禍では携帯電話販売・サポートのオンライン化が進んでおり、接客のオンライン化を実現するシステムのニーズが高まっているほか、携帯電話販売業界では、大手キャリアの影響を受けないようなサービスの展開、事業の多角化の動きが活性化しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や企業との提携・連携が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ オンライン接客 ショップ ピアズ モバイル通信 事業 応援 接客 株式会社 研修 育成 育成アシスト関西 販売 資本業務提携 通信
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自然保全活動に対する資金循環を生み出す森林評価プラットフォームを構築する「sustainacraft」が9,000万円調達
2022年3月8日、株式会社sustainacraftは、9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、インクルージョン・ジャパン株式会社の「ICJ2号ファンド」です。 東南アジア…
カイコのバイオ原料の供給と研究開発を行う「Morus」が5,000万円調達
2022年1月5日、Morus株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Morusは、カイコ(蚕)のバイオ原料の供給と研究開発を行うベンチャー企業です。 カイコの品種改良…
Web3・デジタル資産メディア「CoinDesk JAPAN」を運営する「N.Avenue」が資金調達
2023年7月3日、N.Avenue株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 N.Avenueは、世界最大のWeb3・デジタル資産メディアを運営する米・CoinDesk社との独占的なパートナ…
「リヴァンプ」がデータ分析コンペティションを運営する「Nishika」に出資
2022年6月27日、株式会社リヴァンプは、Nishika株式会社に出資したことを発表しました。 Nishikaは、データ分析コンペティションプラットフォームの運営や、コンペティションを通じたAI開発…
低糖質・高タンパク質の冷凍弁当を届ける「ゴーフード」が6,000万円調達
2021年6月2日、ゴーフード株式会社は、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 低糖質・高タンパク質の冷凍弁当のデリバリーサービス「GOFOOD(ゴーフード)」を運営しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集