創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年10月18日プリント基板製造における環境負荷を大幅に低減する製造技術を提供する「エレファンテック」が21.5億円調達

2022年10月17日、エレファンテック株式会社は、総額21億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
エレファンテックは、プリント基板製造における水・資源・エネルギーを大幅に削減する革新的な製造技術を開発・提供しています。
既存製法に比べ、CO2排出を77%、水消費を95%削減できるインクジェット印刷による電子回路製造技術です。
2020年に量産に成功し、市場に提供しています。
今回の資金は、グローバル展開の本格化、さらなる研究開発に充当します。
—
プリント基板は電子機器にとって必要不可欠といっても過言ではない存在です、
プリント基板は、絶縁体の板(もしくはシート)の上や内部に、電気をよく通す銅箔などの配線を施したものです。
このプリント基板に電子部品をはんだ付けして部品同士をつなぐことで、特定の機能を実装します。
基板上に銅箔パターンを形成するには、一般的に、基板をすべて銅箔で覆い、印刷したい部分だけ硬化させ、硬化していない部分を洗い流すという方法が用いられています。
この製法は、硬化のためにフォトレジストという化学薬剤が必要となること、一定量の銅が廃棄されること、大量の排水があることなど、環境負荷が高いことが課題となっています。
エレファンテックの製法は、必要な箇所にのみインクジェットによって金属ナノ粒子を印刷し、配線を形成するという製法であるため、既存の製法よりも環境負荷が低いという特徴があります。
さらに製造工程がシンプルであるため、スピーディな製造を実現できることも特徴としています。
事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | プリント プリント基板 ものづくり 基板 技術 株式会社 製造 製造業 資金調達 電子回路 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年11月10日、JPYC株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 JPYCは、前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」を開発・運営しています。 パ…
2023年6月26日、株式会社any styleは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 any styleは、VTuber事務所「my dear. production」の…
2020年4月27日、株式会社メンタルヘルステクノロジーズは、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 働き手のメンタル・ヘルス予防のためのクラウド・サービス「ELPISシリーズ…
2024年5月21日、リンクウィズ株式会社は、総額6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リンクウィズは、3次元形状処理エンジンを活用した産業用ロボットの自律化を展開しています。 …
2022年9月9日、株式会社エデュコンは、新サービス「著作権処理代行サービス」を2022年9月1日にリリースしたことを発表しました。 「著作権処理代行サービス」は、書籍やデジタルコンテンツの著作権利用…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…