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2022年10月13日訃報確認や弔電・香典のやり取りを可能にするデジタルプラットフォーム「bloom-post」を展開する「Swell」が資金調達

2022年10月12日、株式会社Swellは、資金調達を実施したことを発表しました。
Swellは、オンラインで訃報の確認や、弔電・香典を送ることが可能なデジタルプラットフォーム「bloom-post(ブルーム ポスト)」を提供しています。
葬儀社が遺族ごとに専用ページを作成し、URLを故人の知り合いにメールやSNSなどで知らせることで、訃報の連絡ができます。
専用ページには葬儀情報が掲載されているほか、弔電・香典・供物・供花を手配できる機能があります。
さらに、弔電・香典などを手配することで、クラウドアルバム上に故人との写真を投稿でき、専用ページを閲覧する人すべてに共有できます。
葬儀社側の導入・契約費用・利用料は無料であるため、コストをかけずにオンラインの取り組みを開始できます。
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日本では高齢化の進行により年間死亡者数も増加傾向にあります。
死亡者数の増加により葬儀関連市場は安定成長が見込まれていますが、コロナ禍や、家族葬などの小規模な葬儀へのシフトが進むといった、大きな環境の変化も起きています。
葬儀は基本的にオフラインで実施されるものであるため、とくにコロナ禍の影響が大きく、多くの葬儀社が対応に苦慮しました。
また、訃報の連絡や弔電・香典などのデジタル化・オンライン化による葬儀社の効率化と、喪主の負担軽減の取り組みも進められています。
Swellは、葬儀の小規模化が進むことで、葬儀に参列できない人が増え、弔意を表すことができない状況にあることを課題として捉えています。
弔電などは何らかの事情で葬儀に参列できない人が弔意を表すため従来から利用されているサービスです。
Swellは、こうした弔電・香典などのやり取りをWeb上で行えるようにすることで、デジタルの時代において、より多くの人が弔意を表すことができる場所を提供することを目指しています。
株式会社Swellのコメント
このニュースを受けまして、株式会社Swell 代表取締役 坂元充氏よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
開発を強化してドライブをかけ、bloom-postの市場投入のスピードをアップさせる為です。
・今後の展望を教えてください。
Swellは人生の節目をデザインし、文化にうねりを起こすために起業しました。
bloom-postは「弔意をカタチにできる場所」を提供するサービスです。
香典辞退などが多くなって昨今に、弔意を表す新しい場所を提供することで、より多くの方がもっと積極的に弔意を行動に移して欲しいと願っています。
そして、故人が大輪を咲かせた人生のエンディングを盛大に送り出すのが当たり前の世の中にしたいと思っています。
・読者へのメッセージをお願いします。
私は葬儀社で働くサラリーマンから、「はなテック」という、祝うをカタチにできるサービスを立ち上げました。
そして、いま資金調達も受け、bloom-postという新たなサービスを市場に投入するべく奮起しています。
創業手帳をご覧になっている方は、少なからず起業に興味や憧れを持っていると思います。
私がみなさんのお伝えしたいのは「創業は信念を持ち、人を巻き込み、行動あるのみ」です。
いつか、どこかでみなさんと協業できるようなことがあれば私自身もとても嬉しく思います。
これをきっかけに、bloom-postならびにSwellを応援していただけたら嬉しいです。
デジタル化はあらゆる領域に及んでいます。しかしデジタル化・DX推進のためのシステム・ツールの導入・運用にはコストがかかるため、創業期は厳選して導入することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
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