注目のスタートアップ

イヌ・ネコ専用の活動量計を手掛ける「PetVoice」が1.5億円調達

company

2022年10月12日、株式会社PetVoiceは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

PetVoiceは、イヌ・ネコ専用の活動量計「PetVoice」と、データを動物病院と連携できるアプリを開発・提供しています。

「PetVoice」は、首輪型の活動量計で、イヌ・ネコのトイレ回数・食事回数・水飲み回数・活動量・毛づくろい量・直腸温(推定)を取得し、病気の予兆である体調変化を通知するデバイスです。

今回の資金は、獣医療界のKOL(Key Opinion Leader)と協力した臨床データの収集、獣医療現場での「PetVoice」活用のプロトコル化の推進、臨床現場での活用シーンを広げるためのさらなる製品開発などに充当します。

国内ではペット全体の飼育頭数は減少傾向にあるものの、ペット市場自体は微増傾向にあります。

とくにペットも家族の一員であるという意識の高まりからか、プレミアムペットフードやペット向け医療・保険など、ペットの健康を意識した市場が拡大しています。

たとえば、農林水産省の「小動物獣医療の現状と今後の対応(令和元年7⽉23⽇)」によると、小動物診療施設における年間売上は増加傾向にあり、また1世帯あたりの年間動物病院代も増加傾向にあることがわかっています。

動物病院にかかる際は、人間と同じように調子が悪くなった時が多いのですが、ペットは人間のように話すことができないため、飼い主は日々の些細な体調の変化から調子を見抜く必要があります。

その体調変化を見逃してしまうこともあり、目に見えてわかるようになってからでは病気が悪化してしまっているというケースも多くあります。

動物の病気も人間と同じように早期発見早期治療が重要ですが、この点において動物は人間よりも重い課題を抱えています。

PetVoiceは、動物の早期発見早期治療を実現するため、高性能な活動量計「PetVoice」を提供しています。

新たなプロダクトや大きな機能の開発には資金調達が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ PetVoice アプリ イヌ ウェアラブルデバイス データ ネコ ペット 体調 動物病院 株式会社 活動量計 獣医療 病気 資金調達 連携 首輪
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

シングルマザー向け住宅の調達と提供などを手がける「LivEQuality大家さん」が3.2億円調達
2023年6月2日、株式会社LivEQuality大家さんは、インパクトボンド(私募社債)を発行し、銀行からの融資、エクイティ(普通株式)の発行と合わせて総額3.2億円の資金調達を実施したことを発表し…
エンジニア向けAIヘッドハンティング・サービス「LAPRAS SCOUT」など展開の「LAPRAS」が3.5億円調達
2020年9月14日、LAPRAS株式会社は、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 以下のサービスを展開しています。 ・個人向けのスキル可視化サービス「LAPRAS」 ・エン…
決裁者営業支援の「アライアンスクラウド」とオールインワン型BtoBマーケティングツール提供の「ベーシック」が業務提携
2022年8月9日、株式会社アライアンスクラウドは、株式会社ベーシックと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 アライアンスクラウドは、決裁者アポ獲得支援SaaS「アポレル」を開発・運営していま…
データセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援する「FastLabel」が資金調達
2024年9月9日、FastLabel株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズB全体の合計調達額が12.5億円、設立からこれまでの累計調達額が約19.5億円となりました。 Fast…
インテントセールスSaaSを提供する「Sales Marker」が15.1億円調達
2024年7月25日、株式会社Sales Markerは、総額15億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約23.5億円となります。 Sales M…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集