注目のスタートアップ

自動車の走行データを活用した金融包摂型FinTechを展開する「Global Mobility Service」が19.5億円調達

company

2022年10月11日、Global Mobility Service株式会社は、総額19億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Global Mobility Serviceは、独自のIoTデバイス「MCCS(Mobility-Cloud Connecting System)」によって自動車の遠隔起動やデータ取得を実現することで、ドライバーの信用力を可視化し、これまで与信審査に通過できなかった人に向け、自動車ローンやリースなどの金融サービスを提供しています。

日本国内、ASEAN諸国において、低所得・貧困層の人びとの与信力を高め、自動車の所有に伴う就業機会を創出しています。

Global Mobility Serviceによると、国内では年間約200万人がオートローンの審査に落ちており、自動車を購入したくても購入できない人びとが存在するそうです。

これは、通常のファイナンスサービスが過去の返済状況などを重視する審査であることが大きな理由です。現在は安定的に収入を得られている、もしくは審査に通り自動車を保有すれば安定的に収入を得られるという人も存在しています。

Global Mobility Serviceは、このような状況にある人びとのため、自動車に独自IoTデバイス「MCCS」を取りつけ、自動車の走行状況を把握し、そのデータをもとにドライバーの信用力を可視化することで、金融サービスにアクセスできる機会を提供しています。

この仕組みは国内だけでなく、海外の貧困層・低所得者層においても有効であり、Global Mobility Serviceはフィリピン・インドネシア・カンボジア・韓国の現地法人を通じて海外に向けてサービスを展開しています。

融資は事業を開始するにあたって重要な資金です。累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資を申し込む際のノウハウや、金融機関が提供する支援の活用法などを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Fintech Global Mobility Service IoTデバイス MCCS データ リース 与信審査 低所得者層 可視化 株式会社 自動車 自動車ローン 貧困層 資金調達 遠隔 金融
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

大企業向けデジタル・トランスフォーメーション・プラットフォーム提供の「テックタッチ」が5億円調達
2020年7月10日、テックタッチ株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 大企業のデジタル・トランスフォーメーションを支援するSaaS「テックタッチ」を開発・提供しています。 …
コーヒーのサブスクリプションサービス運営の「POST COFFEE」が1.5億円調達
2021年7月13日、POST COFFEE株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コーヒー豆をポストに届けるサブスクリプションサービス「PostCoffee」を運…
企業・自治体のDXやデジタル人材の育成支援を手がける「チェンジホールディングス」が「ストラテジー・アドバイザーズ」と資本業務提携
2023年5月30日、株式会社チェンジホールディングスは、株式会社ストラテジー・アドバイザーズと、資本業務提携を締結することを決議したことを発表しました。 チェンジホールディングスは、デジタル化やデジ…
郵便物・配達物のクラウド管理ツールと郵便物・配達物を遠隔で管理するミニBPOサービスを提供する「トドケール」が1億円調達
2023年2月17日、株式会社トドケールは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 トドケールは、郵便物・配達物のデジタル管理ツール「トドケール」と、郵便物・配達物を遠隔で管理するミニBP…
「家畜遠隔流通体制転換実証事業」公募 生体家畜の流通体制転換に向けた実証的取組を支援
2024年1月17日、農林水産省は、「家畜遠隔流通体制転換実証事業」に係る事業実施主体の公募について発表しました。 「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」に基づき2024年度から適用…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集