注目のスタートアップ

インバウンド観光客を対象とした店舗マーケティング支援などを手掛ける「TakeMe」が2.6億円調達

company

2022年9月26日、TakeMe株式会社は、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

TakeMeは、インバウンド観光客を対象とした店舗マーケティング支援「TakeMe インバウンド」や、グローバルマルチ決済サービス「TakeMe Pay」、オーダー管理システム「TakeMe Order」を展開しています。

「TakeMe インバウンド」では、主に飲食店向けに、各国で主要なメディアへの店舗情報の掲載や、成果報酬の集客サービス、インバウンドプロモーション戦略コンサルティングなどを提供しています。

訪日観光客は、2010年前後には約850万人でしたが、2019年には約3,200万人と、10年で3倍以上に増加しています。

コロナ禍により訪日観光客は激減してしまいましたが、コロナ後は同程度、もしくはリバウンド需要として2019年よりも多い外国人観光客が訪れるのではないかと予測されています。

国内では水際対策として訪日観光客の受け入れを長期間制限していましたが、2022年10月11日から入国者数の上限の撤廃や外国人観光客の個人旅行の解禁などを行い、受け入れを進めることを予定しています。

一方で、コロナ以前のインバウンド市場では、訪日外国人がアジア圏、なかでも韓国・中国・台湾に偏っていること、観光に訪れる地域が都心に偏っていること、観光インフラの整備が遅れていることが課題として挙げられていました。

アジア圏に偏っていることは物理的な距離の問題、都心に偏っていることは地方空港への直行便が少ないことが理由であるため、地方の企業・店舗が直接的な対応をすることは難しいでしょう。

しかし、訪日観光客のなかでも、目的を持って地方に観光に行く観光客も一定数いるため、こうした観光客を取り込むためにも、適切に情報を発信することが重要です。

情報発信としては店舗の多言語対応はもちろんですが、各国で利用されている観光サイトなどに情報を掲載することも重要です。

コロナ禍は多くの業界に打撃を与えましたが、落ち着いて状況を見つめ直すための機会を与えてくれました。それぞれの業界では特有の課題もあれば、共通して抱えている課題もあります。とくにデジタル化はほとんどの業界が抱えている課題でもあります。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ PR TakeMe TakeMe Pay インバウンド プロモーション マーケティング 店舗 情報 支援 株式会社 決済 観光客 資金調達 集客 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オンライン営業システム「bellFace」運営の「ベルフェイス」が30億円調達
2021年9月21日、ベルフェイス株式会社は、総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン営業システム「bellFace(ベルフェイス)」を開発・運営しています。 アプリのインス…
製造機器の視覚情報をAIカメラでデータ化する「IntegrAI」が資金調達
2021年11月13日、株式会社IntegrAIは、資金調達を実施したことを発表しました。 ハードウェアxディープラーニングによるイノベーションの創出と高専生の起業を支援する「DCON Start U…
都内に店舗を持つ経営者や開業予定者に向けた講座「商人大学校」受講生募集 締切5/10
公益財団法人東京都中小企業振興公社は「商人大学校」の開催を発表しました。 都内に店舗を持つ小売店、飲食店、サービス業の経営者、後継者、従業員、これからお店を持とうとする開業予定者を対象に「商人大学校」…
おでかけエンタメアプリ「プラリー」を展開する「ジオフラ」が資金調達
2024年7月31日、ジオフラ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ジオフラは、おでかけエンタメアプリ「プラリー」を運営しています。 移動やスポットでのチェックインによってポイントが貯ま…
アイデンティティ認証プラットフォーム「Quwak Me」を開発する「Quwak」が資金調達
2023年8月24日、株式会社Quwakは、資金調達を実施したことを発表しました。 Quwakは、アイデンティティの認証プラットフォーム「Quwak Me」を開発しています。 手などの靱帯に埋め込んで…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集