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オンライン医療・ヘルスケア・健康管理サービスを提供する「アナムネ」が「東京電力フロンティアパートナーズ」「TEPCO i-フロンティアズ」と資本業務提携

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2022年9月15日、株式会社アナムネは、東京電力フロンティアパートナーズ合同会社に対して第三者割当増資を実施し、TEPCO i-フロンティアズ株式会社を含めた3社での資本業務提携を行ったこと発表しました。

アナムネは、医療相談・診療・健康管理・健康診断・医療情報検索をオンラインで提供する「おうち病院」や、疾患別コミュニティ「clila」を展開しています。

「おうち病院」は、さまざまな医療関連サービスをオンラインで提供するサービスです。

夜間・休日で専門医師にチャットで相談できる「オンライン医療相談」、初診から保険診療で利用できる「オンライン診療」、オンライン問診で栄養素の過不足を診断し最適なサプリメントを提供する「オンラインサプリ相談」、漢方専門家にチャットで相談できる「オンライン漢方相談・漢方外来」、医療特化検索メディア「clila」、会員制総合メディカルサポート「おうち病院パーソナルドクター」、血液検査キットを利用した自宅での健康診断「おウチで健康チェック」を提供しています。

今回の提携により、アナムネとTEPCO i-フロンティアズは、アナムネが有する医師体制や医療・ヘルスケアに関する知見・システム開発力と、東京電力グループが有する顧客基盤をかけ合わせ、日常的な健康管理や早期の医療相談ができるヘルスケアサービスプラットフォーム構築に向けて共同で取り組みます。

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、オンライン医療相談やオンライン診療に高い注目が集まりました。

オンライン医療相談/診療とは、PCやスマートフォンなどを利用し、遠隔で医療相談や診療を行うことです。

オンラインの医療サービスには、感染症対策以外にも、通院時間の削減、交通の便が悪い場所に住む患者でも必要な時に医療サービスを受けられる、医師としても継続的に患者の状態を把握できるなどのメリットがあります。

こうしたメリットがありながらもオンラインの医療サービスが普及しなかったのは、画面越しであるため見落としや誤診の可能性が高いことや、法律の整備などが追いついていなかったことが理由です。

しかしコロナ禍によってオンライン医療サービスの必要性が高まり、制度改正や、数々の専用サービスの提供が進んでいます。

今後、バイタルデータの取得ができるウェアラブルデバイスとの連携なども進み、ますますオンライン診療が便利になっていくことが予測されています。

株式会社アナムネのコメント

このニュースを受けまして、株式会社アナムネ 代表取締役 菅原康之氏よりコメントが届きました。

・今回の資本業務提携の目的は何ですか?

今回の資本業務提携の目的は、東京電力のヘルスケア領域の新規事業として、当社の「おうち病院」をベースに構築することを目的としております。東京電力としては、ご契約者に対して電気以外の自宅内での生活の質を向上させるサービスを提供する計画となっており、そのヘルスケア領域のパートナーとして当社と提携したという形です。

・今後の展望を教えてください。

今後、当社の「おうち病院」はオンライン医療相談・オンライン診療に加えてウェルネス(健康管理)サービスの開発も進めております。今回の資本業務提携を土台に、これらを含めた「おうち病院」サービスを東京電力の契約者向けに提供を進めていくことを推進していきます。パートナー企業の持つユーザーデータを当社サービスに取り込むことで、そのパートナー企業ならではの付加価値を会員様やご契約者様に提供することができるようになります。

また、同様の資本業務提携を複数の企業と協議しておりますので、それぞれの企業と協業し、新しいヘルスケアサービスを提供していきたいと思っております。

・読者へのメッセージをお願いします。

当社では、現在積極的にメンバー募集をしております。
ぜひ、当社の既存メンバーSNS等で探して、紹介依頼していただけると嬉しいです!

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