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EV充電サービスを展開する「プラゴ」が「ブイキューブ」と資本業務提携

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2022年9月13日、株式会社プラゴは、株式会社ブイキューブと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

プラゴは、EV充電スタンド「PLUGO BAR」「PLUGO WALL」、EV充電予約システム、サステナブルな生き方を楽しむためのWebメディア「PLUGO JOURNAL」を展開しています。

ブイキューブは、オンラインイベント・ウェビナー配信支援事業、緊急対策・遠隔作業支援事業、個室ブース「テレキューブ」などを展開しています。

2022年7月6日に、EV充電サービス関連のソリューション事業を展開するシンガポールのCHARGE+社に出資し、日本国内での事業展開を検討開始することを発表しています。

今回の提携により、プラゴが設計開発するEV充電サービスと、ブイキューブが国内展開を進めるEV充電事業とを組み合わせ、国内外のEV充電インフラの課題解決と、ユーザー体験向上に向けたサービス拡充を目指します。

EU(欧州連合)は、2035年以降、ハイブリッド車を含むガソリン車の新車販売を事実上禁止にするという方針を明らかにしています。

このEVシフトの流れを受け、日本は「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」によりEV戦略について具体的な数値を示しています。

この戦略では、乗用車は2035年までに新車販売で電動車100%に、商用車については、小型車両は新車販売で2030年までに電動車を20%~30%、2040年までに電動車・脱炭素燃料車を100%にすることを目指しています。

一方で、2021年の新車販売台数の割合では、EV・PHVともに0.9%であり、欧州・中国・米国と比べると低い水準にあります。

国内でEVが普及しない理由としては、充電スタンドなどインフラ整備が追いついていないこと、急速充電であっても15分~60分と時間がかかり旅行といった長距離で利用しにくいこと、地方にはまだ充電スタンドが少ないことなどが挙げられます。

こうした充電インフラの課題を解決するため、企業への充電設備の導入支援や、マンションの管理組合との交渉から充電設備の設置までを代行するサービスなど、さまざまなサービスが登場しています。

PLUGOが提供するEV充電スタンド「PLUGO BAR」「PLUGO WALL」は、木目調・コンクリートなど、一般的な外壁材を使用しており、景観に調和するようなデザインを特徴としています。

さらには、車止め(駐車場に設置される樹脂製やコンクリート製のブロック)に内蔵することで、死角ノイズを極限まで減らした充電スタンド「PLUGO BLOCK」も開発しており、2022年の発売を予定しています。

他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを起こすために重要なもののひとつです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。

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