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施設向けAI警備システムを提供する「アジラ」が5億円調達

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2022年9月12日、株式会社アジラは、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

アジラは、施設向けAI警備システム「アジラ」や、独自開発の行動認識AIを活用したソリューションの提案などを手掛けています。

「アジラ」は、防犯カメラに映る人の行動をAIによって認識し、通常とは異なる行動(犯罪や事故など)を検知した際に即時通知するシステムです。

これにより、従来見逃していた迷惑行為や、不審な行動を早期発見し、事件・事故へのスピーディな対応を実現します。

今回の資金は、「アジラ」の拡販体制の増強、行動認識AIの高度化、コーポレートガバナンスの強化推進に充当します。

国内では犯罪や迷惑行為などを未然に防止するため防犯カメラの設置が進んでいます。

たとえば、愛知県刈谷市では2003年度の刑法犯認知件数が4,500件を突破していたのですが、2011年度から街頭への防犯カメラの設置を進めました。

2012年度には防犯カメラが106台だったものを、2017年には930台へと大幅に拡張しました。

これにより、2012年度の刑法犯認知件数が2,239件だったものが、2017年には1,200件へと大きく減少しています。

防犯カメラは自治体が設置するものだけでなく、企業などが設置するものもあります。

大型の施設ではスタッフの目が行き届かないこともあるため、防犯カメラを設置することで死角となりやすい場所を遠隔で監視できます。

一方、警備業界は深刻な人手不足にあります。たとえば、2019年の有効求人倍率は全職種では1.45倍であるのに対し、保安では7.77倍となっています。

そのため警備業界では警備そのものを効率化する仕組みが求められています。

AIを活用した防犯カメラはそのうちのひとつであり、今後もさまざまな場所へと導入されていくことが予測されます。

AIはこれまで不可能だったシステムを実現しています。ビジネスによって非常に有効なシステムもあるため、導入を検討するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

カテゴリ 有望企業
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