注目のスタートアップ

AI与信審査技術の開発やAI定性与信審査SaaSを展開する「H.I.F.」が6.6億円調達

company

2022年8月31日、H.I.F.株式会社は、総額6億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

H.I.F.は、AI与信審査技術の開発・提供や、法人版後払い(保証付)サービス「Fimple決済」、売掛金を保証する「Fimple保証」、AI定性与信審査SaaS「二十一式人工知能付自動与信審査回路」を展開しています。

「二十一式人工知能付自動与信審査回路」は、売掛金等の入金遅延・未回収リスクを審査するサービスです。

大手企業におけるベンチャー企業との取引時の安全性・与信評価や、ベンチャー企業・中小企業における大手企業との取引時の売掛金保証によるディール成約可能性向上など、さまざまなケースで活用できます。

財務情報が公開されていないベンチャー企業・個人については、Web・SNSなどの定性的な情報を集めて評価に活用しています。

与信審査は、新たな取引先を開拓するなどの際、取引の可否を判断する重要な業務です。

与信審査において誤った判断を下し、取引先が倒産してしまうと、会社に大きな損害が発生する可能性があるため、取引先のリスクを正確に判断する必要があります。

しかし、安全性の高い企業はすでに懇意にしている取引先を見つけていることが多いため、新たな取引先を開拓するには、多少リスクのある企業との取引を考えざるを得ません。

また、相手がベンチャー企業であれば、今後事業が大きく成長する可能性もあります。取引を続けていくことで、将来の大口の取引先となる可能性も秘めており、さらにイノベーションももたらしてくれるかもしれません。

そのため、与信審査においては、代金が回収できるかといったリスク面だけでなく、成長可能性なども考慮することが必要です。

一方で、ベンチャー企業は財務情報などは公開されていないことも多く、さらに業歴も浅いため、判断のための情報が充分に集まらないこともあるでしょう。

H.I.F.は、こうした与信審査をAIによって行う技術の開発・提供と、この技術を活用したサービスを提供し、さまざまな企業の新規取引先の開拓や、取引先の定期モニタリングなどを支援しています。

創業期はいかにして販路を開拓するかが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路開拓や新規取引先を見つけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI与信審査技術 AI定性与信審査SaaS Fimple決済 SaaS ベンチャー企業 リスク 与信 与信審査 中小企業 二十一式人工知能付自動与信審査回路 売掛金 大手企業 定性 審査 技術 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

学費出世払い方式(ISA)を採用したエンジニア養成学校「CODEGYM」を運営する「LABOT」が資金調達
2022年8月30日、株式会社LABOTは、香港のChoco Upから、クロスボーダーの資金調達を実施したことを発表しました。 LABOTは、学費出世払い方式(ISA)を採用したハイレベルエンジニア養…
電気自動車のファブレスメーカー「ASF」が12.5億円調達
2022年9月22日、ASF株式会社は、総額約12億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、コスモ石油マーケティング株式会社、JA三井リース株式会社、東京貿易グループのCVC…
大規模言語モデル(LLM)のビジネス実装を推進する「Deepreneur」が資金調達
2023年7月31日、株式会社Deepreneurは、資金調達を実施したことを発表しました。 Deepreneurは、最新のディープラーニング技術を活用したAI・システムの開発や、ChatGPTなどの…
ファッション特化AI開発の「ニューロープ」が5,000万円調達!
平成30年3月5日、株式会社ニューロープは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2014年に創業し、モデル着用アイテムの類似アイテムを買えるファッションメディア「#CBK(カ…
ホームページ制作SaaS「ペライチ」の「47都道府県認定サポーター制度」が大幅リニューアル
2020年12月3日、株式会社ペライチは、「ペライチ」において、2020年12月1日(火)に「47都道府県認定サポーター制度」の大幅リニューアルを行ったことを発表しました。 ペライチは、ホームページ制…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集