注目のスタートアップ

AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」を提供する「THIRD」が26億円調達

company

2022年8月31日、株式会社THIRDは、総額26億円の資金調達を実施したことを発表しました。

THIRDは、AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」を提供しています。

建物管理の計画、検針・点検・清掃・警備などの実務の効率化、履行管理、不具合報告、報告書自動作成機能など、不動産管理業務に必要な機能を搭載しています。

アプリから点検・検診・清掃報告ができ事務所に戻る必要がなくなること、画像認識AIによってメーター写真を撮るだけで報告資料を自動作成できること、現在使っているエクセルの帳票をシステムで再現できることなどを特徴としています。

今回の資金は、「管理ロイド」の開発力強化、AI技術への投資、「工事ロイド」の提供開始、入居テナント・物件オーナー向けの機能の提供などに充当します。

「工事ロイド」は、工事業者マッチング機能や、工事適正価格査定AIなどを備えた工事発注マーケットプレイスです。

不動産管理は、賃貸仲介業務、入居者対応業務、建物管理業務など多岐にわたります。

「管理ロイド」は、そのうち建物管理業務の効率化を実現するSaaSです。

建物管理業務では、設備の管理・メンテナンスや、清掃、長期修繕計画の調整などを行います。

マンションなどの賃貸物件では、建物・物件の品質を保つことが入居者の満足度につながるため、メンテナンス業務は重要な業務のひとつです。

点検・メンテナンスでは、廊下・階段・エントランス・駐車場などの共用部や、外壁、電気・水道・ガスなどの設備の点検を行います。

とくに電気・水道・ガスは住民の生活に直結する部分であるため、見落としやミスなどなく正確に行う必要があります。

しかし、こうした建物管理業務では、紙・電話・FAXで情報をやり取りすることが多く、非効率的となっています。

また、転記ミス、点検漏れ、検針ミスなどの人的ミスも発生することから、デジタル化が求められています。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI THIRD 不動産管理 作成 効率化 建物 株式会社 清掃 点検 管理 管理ロイド 自動 警備 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

場・イベント・Webなどジャンルレスでクリエイティブ事業を展開する「BAKERU」が2億円調達
2020年10月19日、株式会社BAKERUは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、対話型推理劇体験コンテンツ「Murder Mystery(マーダーミステリー)」を都内3店舗…
細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術を開発する「セルファイバ」が4億円調達
2022年5月12日、株式会社セルファイバは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルファイバは、細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術の開発を行う、東京大学発スタートアップです。…
ハンズフリーフィジカルナビを開発する「LOOVIC」が3,100万円調達
2022年10月6日、LOOVIC株式会社は、総額3,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LOOVICは、空間認知を苦手とする人向けに、景色を見て歩くナビデバイス/システム「LOOVI…
動画制作プラットフォーム「VideoWorks」展開の「Crevo」が5億円調達
2021年9月29日、Crevo株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 動画制作プラットフォーム「VideoWorks(ビデオワークス)」を運営しています。 プラットフォーム…
家庭向け血糖測定センサー/機器開発の「Provigate」が9.1億円調達
2021年9月27日、株式会社Provigateは、総額9億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 誰にでも使うことができる家庭向け血糖測定センサーと機器の開発と、糖尿病予備群・糖尿病…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集