音声認識AIを展開する「アーニーMLG」がコールセンター業務の議事録作成を自動化する「YOMEL for コールセンター」をリリース

tool

2022年8月30日、アーニーMLG株式会社は、「YOMEL for コールセンター」を提供開始したことを発表しました。

「YOMEL for コールセンター」は、コールセンター業務におけるコールメモ(議事録)の作成を自動化するサービスです。

AIが顧客との会話を自動でテキスト化し、要約も瞬時に提案することで、コールセンター業務における平均後処理時間(ACW)を30~50%削減します。

また、スーパーバイザー(SV)による応対内容管理についても、すべての録音を聞いてチェックするのではなく、テキスト化された会話を確認しながら必要な部分のみチェックすることで、品質を落とすことなく応対を改善することが可能です。

アーニーMLGは他に、日本語に特化した音声認識AI「Olaris(オラリス)」を提供しています。

テキスト・音声・画像など、人間が読んで理解するためのデータを非構造化データといいます。

データベース化が難しいデータであるため、検索・集計・解析ができず、コンピューターは上手く扱うことができず、企業でも活用が難しかったものでした。

しかし、近年のAIの発展はこの状況を大きく改善しました。

画像認識、音声認識、自然言語処理は、非構造化データという規則性がないデータから規則性を見つける技術です。

これによってAIは画像・音声・テキストを解析することができます。

AIを用いたサービスは、こうした分析の結果をさまざまな方法で活用しています。

「YOMEL for コールセンター」は、音声をテキスト化し、さらにテキストを要約することでコールセンター業務を効率化するサービスです。

コールセンター業務では、顧客との電話が終わったあと、顧客からの依頼のまとめや、応対内容を記録するなどの作業が必要となります。これをACW(アフターコールワーク)といいます。

顧客との電話中に記録するという手段も考えられますが、マルチタスクとなると集中力が分散してしまい、顧客の話を聞き逃す可能性があるため、基本的には応対が終わったあとに作業を行います。

ACWの時間が短くなればなるほど、多くの案件を処理することが可能となり、生産性が向上します。

従来のACWは、顧客との会話を録音し、それをもとに手作業で書き起こして要約するという作業だったのですが、AIによる音声認識とテキスト化によってこれらの作業を効率化・自動化できるようになっています。

顧客満足度の向上が重要視されている中、営業・カスタマーサポートの重要性がさらに高まっています。質の高い営業・カスタマーサポートを提供するためには専用のツールやシステムの導入が有効です。「冊子版創業手帳」では、業務を効率化・最大化させるためのシステムの導入について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 便利なサービス
関連タグ ACW AI YOMEL for コールセンター コールセンター コールメモ テキスト テキスト化 作成 削減 効率化 平均後処理時間 改善 株式会社 業務 自動化 議事録 音声認識
詳細はこちら

お客様との会話を自動議事録する「YOMEL for コールセンター」を提供開始

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

遠隔心臓リハビリテーション・システム開発の「リモハブ」が8,000万円調達
2020年4月1日、株式会社リモハブは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年1月20日には、総額2億7,000万円の資金調達を実施を発表しています。 遠隔心臓リハビリ…
ビジネス向けコミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供する「テイラーワークス」が大阪イノベーションハブが実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム」第15期に採択
2023年7月25日、株式会社テイラーワークスは、大阪イノベーションハブ(公益財団法人大阪産業局)が実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第15期参加企業に選定された…
「NGA」が8,800万円調達 次世代AI採用アプリ「HelloBoss」β版をリリース
2022年8月18日、株式会社NGAは、総額8,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、本田圭佑氏が率いる個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」などです。 また、資…
分散型IDを活用したIoTデータセキュリティソリューションを提供する「CollaboGate Japan」が2.3億円調達
2023年2月15日、CollaboGate Japan株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CollaboGate Japanは、安全で拡張性の高いIoT事業の…
汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを提供する「PITTAN」が資金調達
2023年4月18日、株式会社PITTANは、資金調達を実施したことを発表しました。 PITTANは、汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを開発しています。 汗採取パッチを2分…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集