注目のスタートアップ

BS放送局「BS松竹東急」に総合不動産サービスプロバイダーの「ザイマックス」が出資

company

2022年8月25日、BS松竹東急株式会社株式会社ザイマックスは、ザイマックスを引受先とする第三者割当増資について合意したことを発表しました。

BS松竹東急は、松竹グループと東急グループのコラボレーションによって誕生した、2022年3月に開局したBS放送局です。

全国無料放送チャンネルとして、映画・舞台・演劇・ドラマをはじめ、オリジナルバラエティなど幅広いジャンルの作品を放送しています。

ザイマックスは、ワンストップ型の不動産マネジメントサービスや、サテライトオフィスサービス「ZXY(ジザイ)」、ホテル事業「からくさホテル」などを展開しています。

また、グループ会社である株式会社ジザイめっけを通じ、地域活性化に取り組む事業者・自治体・インフルエンサーがおすすめする地域のスポットを、地図と連動したデジタルブックとしてまとめて配信するスマートフォンアプリ「MEQQE(めっけ)」を展開しています。

今回の出資を通じ、両社は、地域連携・活性化を推進する新たなコンテンツの展開、さらなるスポーツコンテンツの展開、プロモーションの総合的な強化などに取り組んでいきます。

国内では長らくの間、東京一極集中が大きな課題となっています。

地方では東京圏への人口流出と低出生によって人口が減少し、それに伴い税収が減少しています。

この状況では市民に対し充分な行政サービスを提供できなくなっています。

そのため地方では、地方の魅力を発掘したり創出し価値を向上させることで、人口や関係人口を増加させる取り組みである地域活性化が重要となっています。

一方で、地域活性化の取り組みは非常に難しく、少し古いデータですが、「中小企業白書(2014年版)」によると、地域が抱える課題への対応状況について、市区町村は、「対応しようとしており一定の成果が出ている」が17.2%、「対応しようとしているが、まだ成果が出ていない」が56.7%、「どう対応していいかわからず、対応策を打てていない」が8.9%、「もはや自治体だけでは対応できる状況ではない」が16.7%となっています。

近年は、官民連携による地域に眠っている資源・価値の掘り起こしなども進んでおり、地域活性化の成功事例も見受けられるようになってきています。

とくにテレビ局は魅力の発見と発信について大きな影響力を持っています。今後のBS松竹東急とザイマックスの取り組みに注目が必要です。

地域活性化などの社会課題の解決では、自治体や他企業との連携が重要です。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、提携先を見つけるためのノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BS放送局 BS松竹東急 MEQQE エンターテインメント ザイマックス テレビ テレビ局 めっけ 出資 地方創生 地方活性化 株式会社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

児童発達支援・放課後等デイサービス・就労継続支援を運営する「HIRAKUホールディングス」が資金調達
2023年1月18日、HIRAKUホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 奈良県生駒市・大阪府四條畷市を拠点に、運動療育特化放課後等デイサービス「kaika」、学習支援特化…
プライベートツアーサービスを展開する「otomo」が「オリエンタルランド・イノベーションズ」から資金調達
2022年5月18日、otomo株式会社は、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズから資金調達を実施したことを発表しました。 otomoは、プライベートツアーサービス「otomo」、地域コンサル…
「Glocalist」が資金調達 グローバルリスクマネジメントツール「Glocalist」を5か国でサービス提供開始
2023年2月8日、株式会社Glocalistは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Glocalist」のベトナム・インド・タイ・インドネシア・マレーシア版、計5カ国でのサービス提供を正…
高付加価値農作物を6次産業化し生産・加工・販売・ブランディング・輸出まで一気通貫で手がける「日本未来農業」が7億円調達
2024年4月30日、株式会社日本未来農業は、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 日本未来農業は、有機サツマイモなどの高付加価値農産物を6次産業化し、生産・加工・販売・ブランディング…
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を運営する「The Chain Museum」が資金調達
2024年8月19日、株式会社The Chain Museumは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ジャフコ グループ株式会社が運営する投資事業有限責任組合です。 The Chain …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集