注目のスタートアップ

「NGA」が8,800万円調達 次世代AI採用アプリ「HelloBoss」β版をリリース

company

2022年8月18日、株式会社NGAは、総額8,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、本田圭佑氏が率いる個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」などです。

また、資金調達にあわせ、「HelloBoss」のβ版をリリースしたことを発表しました。

「HelloBoss」は、企業と求職者を直接つなぐ採用アプリです。

独自のAIアルゴリズムによって国内企業のデータベースを構築し、正社員数などの基本情報を掲載しています。

β版リリース時に搭載している機能は、ユーザー(経営者、採用担当、求職者等)の登録機能、企業データベース機能、個人による企業の口コミ登録と掲示板の投稿機能です。

段階的に機能を追加していき、次のフェーズでは、企業による採用募集と求職者の応募機能を追加します。

この採用・応募機能は、採用担当社と求職者がお互いにカジュアルに会話・応募ができるチャット機能を中心としています。また、独自のAIアルゴリズムにより、企業の募集情報や求職者の推薦提案を受けることができます。

人材は会社が成長するためにもっとも重要な要素です。

しかし近年は少子高齢化による労働力人口の減少などにより人材採用に関する状況が大きく変化し、希望する人材を簡単に獲得することができない状況にあります。

日本は米国と比べると人材の流動性が低いということが指摘されています。

これは国内では終身雇用制度が運用されていたことが主な理由であると考えられていますが、近年は終身雇用制度よりも能力に応じて評価される成果主義を望む働き手が多くなってきており、またビジネスの環境も業務の高度化などによりプロフェッショナルな人材が必要となっていることから、終身雇用制度をやめる企業も増えてきています。

このことから国内では転職者数が増加しており、2019年は近年でもっとも転職者数が多かった2006年・2007年の346万人を上回り、351万人の転職者数となりました。

また、これまでの採用活動は、求人広告の掲載、人材紹介、転職フェア・合同企業説明会などによるものが一般的でした。

近年は企業側から希望する人材にアプローチをかけるため、求職者に企業が直接アプローチするダイレクトリクルーティングや、SNSを活用したソーシャルリクルーティング、採用に特化したオウンドメディアの運営など、さまざまな採用手法が登場しており、企業の採用戦略は多様化しています。

株式会社NGAのコメント

このニュースを受けまして、株式会社NGAよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

HelloBossのローンチおよび今後のサービス拡大を実現するために今回の資金調達を実施しました。

・今後の展望を教えてください。

今の人材採用市場の費用やプロセス全体の所要時間、また情報の偏りなどに採用の難しさを感じている企業にとって、HelloBossが新たなソリューションになるよう、かけがえのない価値を提供してまいりたいと思います。

・読者へのメッセージをお願いします。

HelloBossは国内518万社の企業データベースを利用料なしで提供しており、求職のご参考でも、ビジネスの競合調査などでもご活用いただけます。

また、企業と求職者を直接つなぐメインのマッチング機能を追って公開しますので、経営者の方でも、採用担当の方でも、また求職者の方でも、ぜひHelloBossを利用してみてください。コメントやご意見などがありましたらお聞かせいただけますとありがたいです。

人材の採用は企業の成長にとって重要です。しかし創業期の人材採用は大きな投資のため失敗ができません。「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI HelloBoss KSK Angel Fund LLC NGA データベース マッチング 人材 人材採用 情報 採用 掲載 本田圭佑 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

エッジAIのアルゴリズムを提供する「エイシング」が3億円調達
2019年11月20日、株式会社エイシングは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エッジAIにおいて、導入機器側でのリアルタイムな自律学習・予測を可能にするAIアルゴリズム「ディープ…
音楽アーティストとインフルエンサーのマッチングサービス「Meme(新:minc)」を運営する「BabyJam」が1.2億円調達
2023年8月23日、株式会社BabyJamは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BabyJamは、アーティストとインフルエンサーのマッチングサービス「Meme」を運営し…
生産情報の集約と製造状況の可視化を実現する製造業向けSaaS「Proceedクラウド」を提供する「東京ファクトリー」が2.5億円調達
2022年9月21日、株式会社東京ファクトリーは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 東京ファクトリーは、製造業向けSaaS「Proceedクラウド」を提供しています。 工…
汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを提供する「PITTAN」が資金調達
2023年4月18日、株式会社PITTANは、資金調達を実施したことを発表しました。 PITTANは、汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを開発しています。 汗採取パッチを2分…
鹿児島県の産地直送品を全国に届ける「かごしまぐるり」を運営する「オービジョン」に「フューチャーベンチャーキャピタル」が投資を実行
2022年11月15日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社チェンジ、株式会社チェンジ鹿児島と共同で2022年6月に設立した「かごしまスタートアップ支援投資事業有限責任組合(かごしまス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集