注目のスタートアップ

メタバース向け3Dアバターサービスを開発する「DENDOH」が6,030万円調達

company

2022年8月18日、株式会社DENDOHは、総額6,030万円の資金調達を実施したことを発表しました。

DENDOHは、メタバース向け3Dアバタープラットフォーム「molz(モルツ)」を開発しています。

複数のメタバースでアバターを横断的に利用できるよう複数の形式で書き出せる3Dデフォルメアバターを手軽に作成・着せ替え・管理できます。

また、アバター作成アプリ上でオリジナルの物語・キャラクター設定をつくり、キャラクターIPとしてユーザーと共に作り上げていくプロジェクト型サービスである、アバターキャラクター創作プロジェクトも構想しています。

今回の資金は、「molz」の開発・運営、サービス開発体制の強化、クリエイターの積極的な採用に充当します。

2021年10月28日、Facebookは、メタバース事業に注力する姿勢を示し、社名をMeta(メタ)に変更しました。

この出来事をきっかけにメタバースは世界中で一気にバズワードとなりました。

メタバース(Metaverse)とは、大雑把にいえばインターネット上に構築された仮想空間のことを指します。

通常の仮想空間よりも大規模で、空間内でできることが多いということを特徴としています。

ビジネスでは、会場内を自由に歩き回り、来場者とコミュニケーションをとったり、展示されているプロダクトなどを確認したりといった展示会などで活用されています。

また、エンターテインメントの領域ではすでにさまざまサービスが提供されています。

たとえば、VR空間「VRChat」は、ユーザーとコミュニケーションしたり、ワールドを歩き回ったり、ファッションを楽しんだり、ゲーム・スポーツ・音楽を楽しんだりといったさまざまなことを行うことができます。

「VRChat」は世界最大のメタバースともいわれており、2022年7月時点で、月間平均ユーザー数は約2万2,000人(STEAM版)となっています。

こうしたメタバースを楽しむためには、自分の分身となるアバターが必要となります。多くは3Dモデルであり、プラットフォーム側がプリセットとして用意しているものや、3Dクリエイターがつくった無償のモデルをダウンロードしたり、有償のものを購入して利用しています。

また、クリエイターに依頼し、既存の3Dモデルを自分好みにカスタマイズしてもらう、といったことも日常的に行われており、アバターはメタバースを楽しむ上で重要な文化のひとつとなっています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D DENDOH IP molz アバター オリジナル キャラクター デフォルメ プロジェクト メタバース モルツ 作成 株式会社 管理 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

電気運搬船や大型蓄電池を開発する「パワーエックス」が7.5億円調達
2023年2月6日、株式会社パワーエックスは、総額7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、累計調達額は約106億円となります。 パワーエックスは、超急速EV充電用蓄電池…
窓型スマート・ディスプレイ展開の「アトモフ」が1.5億円調達
2020年11月6日、アトモフ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 窓の形をしたスマート・ディスプレイ「Atmoph Window 2」を製造・開発しています。 …
「HATALUCK」と「凸版印刷」が資本業務提携 メーカーとシフトワーカーをつなげる「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck』活用サンプリング」を提供開始
2023年8月1日、株式会社HataLuck and Personと、凸版印刷株式会社は資本業務提携を結んだことを発表しました。 また、「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck』活用サンプリング」を20…
「シトライカンパニー」が新サービス「だいだい精油ベースのオリジナルブレンドアロマの制作」を開始
2022年1月7日、シトライカンパニーは、「だいだい精油ベースのオリジナルブレンドアロマの制作」を開始したことを発表しました。 「だいだい精油ベースのオリジナルブレンドアロマの制作」は、自社製造する「…
在留外国人向け求人サービス「Guidable Jobs」など展開の「Guidable」が1.24億円調達
2022年6月10日、Guidable株式会社は、総額1億2,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Guidableは、在留外国人向け求人サービス「Guidable Jobs」、外国人の…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集