注目のスタートアップ

AIを活用した長時間心電図解析ソフトウェアを提供する「カルディオインテリジェンス」が4.3億円調達

company

2022年8月15日、株式会社カルディオインテリジェンスは、総額4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

カルディオインテリジェンスは、AIを活用した医療機器の開発を行っています。

2022年8月現在、心臓専門医不足の医療現場を支援するAIを活用した心電図検査の実用化のため、長時間心電図解析ソフトウェア「SmartRobin AI シリーズ」を提供しています。

「SmartRobin AI シリーズ」は、心房細動を高い精度で自動検出するソフトウェアです。検出精度は95%以上、長時間心電をスピーディに解析できるという特徴があります。

今回の資金は、サービス拡充による社内体制の強化、医療従事者の診断サポートに貢献するプロダクトの開発に充当します。

心臓は一定のリズムで脈打っていますが、何らかの原因でそのリズムが乱れることがあります。この状態を不整脈といいます。

不整脈は心疾患など何らかの病気のあらわれである可能性があるため、もし頻繁に不整脈になる場合は検査し原因を突き止めてもらうことが重要です。

不整脈のもっとも有効な検査方法は心電図検査です。心電図検査は多くのクリニック・病院で行うことができますが、不整脈が発生しているその瞬間を捉えなくては診断できないという課題を抱えています。

そのためクリニックで診断できなかった場合は、ホルター心電計を24時間身に着けることで不整脈を捉えます。

しかしこのホルター心電計での検査はコストがかかりますし、長時間の心電図を診断しなくてはならないため診断を下す医師にもスキルが求められるという課題があります。

そのため検査ができなかったり、診断が確定できなかったりなどで見逃されている潜在患者が相当数存在するといわれています。

カルディオインテリジェンスはこの課題を解決するため、長時間心電図検査を支援するAIプロダクトを開発・提供しています。

最先端の技術は医療における課題を解決する可能性があります。一方でその開発には多くの資金が必要となるため、資金調達に関するノウハウを知っておくことが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI SmartRobin AI シリーズ カルディオインテリジェンス ソフトウェア 医療 医療機器 心房細動 心電図 株式会社 解析 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ショートSNSを運営する「ブラックキャット・カーニバル」が資金調達
2025年3月26日、ブラックキャット・カーニバル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ブラックキャット・カーニバルは、ショートSNS「ブラックキャット・カーニバル(ブラキャニ)」を運営…
不動産の企画・開発「Unito」が7,000万円調達 サブスク住居「unito」をリリース
2020年2月25日、株式会社Unitoは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、外泊したら家賃が安くなる住居「unito(ウニット)」のサービス・サイトをオープンしたこ…
ストレッチ素材スーツなどのD2Cブランド展開の「kay me」がそごう横浜店・ジェイアール京都伊勢丹など大手百貨店内に新規出店へ
2020年10月1日、kay me株式会社は、2020年10月1日にそごう横浜店(神奈川県)、10月31日にジェイアール京都伊勢丹(京都府)、年内ほか数店舗、大手百貨店内に新規出店することを発表しまし…
誰でも展示を作って公開できるバーチャルミュージアムプラットフォームを開発する「Virtualion」が5,000万円調達
2023年12月13日、Virtualion株式会社は、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Virtualionは、いつでも誰でもどこでも、展示を作って公開できるバーチャルミュージ…
次世代フィットネスジム「LifeFit」を運営する「FiT」が6億円調達
2023年8月16日、株式会社FiTは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 FiTは、次世代フィットネスジム「LifeFit(ライフフィット)」を運営しています。 定期利用2,980…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集