注目のスタートアップ

カスタマーサクセスプラットフォーム「coorum」を提供する「Asobica」が27.2億円調達

company

2022年7月26日、株式会社Asobicaは、総額27億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Asobicaは、カスタマーサクセスプラットフォーム「coorum(コーラム)」を提供しています。

データの収集・統合から、施策の実行までをワンストップで実行できるサービスです。

イベントデータ、コミュニティデータ、行動データ、アンケートデータ、CVRデータ、属性データなどさまざまな顧客データを取得できます。

また、外部のMA・SFA・CRMなどと連携してさらに多様なデータを取得し「coorum」内で取得したデータと合わせて分析し、CX最適化やマーケティングなどに活用することができます。

今回の資金は、「coorum」の認知拡大などに充当します。

カスタマーサクセスとは、自社のプロダクトやサービスを顧客に提供するだけでなく、積極的に情報提供やサポートを行い、顧客を成功体験へと導くための取り組みのことです。

プロダクト・サービスだけでは市場での差別化が難しくなってきたこと、サブスクリプション型のビジネスモデルが多くなってきたことで注目が集まっています。

SaaSなどのサブスクリプションサービスでは、継続的に収益を確保するため、LTV(顧客生涯価値)という指標が重視されています。

LTVは、ひとりの顧客が企業と取引を開始してから、その取引をやめるまでの間に企業にどれだけの利益をもたらすのか、という指標です。

LTVを最大化させるには、顧客がなるべく長く契約を続けてもらう必要があります。そのためには、プロダクト・サービスの価値を顧客に感じてもらうことと、顧客の満足度を向上させることが重要です。

またカスタマーサクセスは、顧客の目標達成のために積極的にサポートを行います。そのためのプロダクト・サービスの改善を継続していくことで、顧客は企業とそのプロダクト・サービスをともに目標に向かって歩んでいくパートナーとして認識するようになります。

これにより顧客に企業・プロダクト・サービスのファンになってもらうことで、継続的に利用してもらったり、周囲に広めてもらったり、自社の別のプロダクト・サービスを使ってもらったりすることにつなげられます。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Asobica coorum カスタマーサクセス コーラム プラットフォーム 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

家族信託の「おやとこ」やおひとりさま高齢者サポート「おひさぽ」などを手がける「トリニティ・テクノロジー」が18.1億円調達
2024年1月17日、トリニティ・テクノロジー株式会社は、総額18億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トリニティ・テクノロジーは、家族信託サービス「おやとこ」、おひとりさま高齢者…
D2Cアンダーウェアスタートアップの「ONE NOVA」が4,500万円調達
2021年11月17日、株式会社ONE NOVAは、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アンダーウェアブランド「One Nova」と、全世代型吸水ショーツブランド「sponge…
次世代の提携クレジットカード「Nudge」を提供する「ナッジ」が資金調達
2022年10月12日、ナッジ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、2020年2月の創業からの資金調達総額は35億円超となります。 ナッジは、次世代の提携クレジットカ…
次世代の提携クレジットカード「Nudge」を提供する「ナッジ」が資金調達
2022年6月14日、ナッジ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ナッジは、次世代の提携クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を提供しています。 スマホアプリで完結するシンプルな申込み…
ホームセキュリティサービスやスマートタウン向け統合サービスなどを展開する「Secual」が資金調達
2022年7月20日、株式会社Secualは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社横浜銀行と株式会社デジタルガレージが共同で設立した投資ファンド「Hamagin DG Innov…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集