注目のスタートアップ

地域と生活者をつなぐオンライン食体験「ふるさと食体験」など地方創生事業を展開する「キッチハイク」が資金調達

company

2022年7月19日、株式会社キッチハイクは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社ギフティです。

キッチハイクは、地域と生活者をつなぐオンライン食体験「ふるさと食体験」や、地域と子育て家族をつなぐ親子ワーケーション「保育園留学」、関係人口特化型SaaS「つながるDX」、全国の道の駅・アンテナショップと連携したオンラインストア「ニッポン・ローカルフードガイド」、自治体関係者用ガバメント・コミュニティオフィス「食と暮らしの地方創生室」を展開しています。

引受先のギフティは、eギフトプラットフォーム「giftee(ギフティ)」を運営しています。

ギフティとは業務連携し、「ふるさと食体験」「保育園留学」「つながるDX」を展開する地域において、ギフティが展開する自治体・地域の課題をデジタルで解決するサービス「e街プラットフォーム」を軸とした新サービスの開発を行います。

国内では少子高齢化と東京一極集中が大きな課題となっています。

地方では首都圏への若年層の流出が激しく、税収の減少や人口減少が加速しています。

地方の過疎化が進むと地域社会の生産機能や環境が低下していくため、住人の生活を維持できなくなってしまいます。

そこで、少子高齢化に対応し、地方の人口減少に歯止めをかけることを目的とした地方創生が推進されています。

具体的な法案も設立され、交付金施策もあってさまざまな地方創生に向けた取り組みが実行されてきました。

しかし、地方創生は目立った成果が出ておらず、首都圏への転入超過数は増加の一途を辿っていました。コロナ禍によって転入超過はいったんは落ち着き、テレワークの普及やオフィスの分散などによって地方移住を検討する人も増えています。

こうした状況の変化を受け、地方創生は新たなフェイズを迎えているといわれています。

キッチハイクは、地域と生活者をつなぎ、関係人口を創出することで地方創生に貢献することを目指しています。

関係人口とは、観光以上・定住未満の地域に関わる人びとのことです。関係人口が注目されている理由は、関係人口によって新たな考え方などが加わることによる地域経済の活性化が期待できること、移住者の確保よりもハードルが低いこと、人口の奪い合いを回避できることなどが挙げられます。

社会課題を解決するビジネスは、自治体や他企業と連携して進めていくことが重要となります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ giftee オンライン キッチハイク ギフティ つながるDX デジタル ニッポン・ローカルフードガイド ふるさと食体験 保育園留学 地域 地方創生 株式会社 生活 自治体 資金調達 関係人口 食と暮らしの地方創生室
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

リモートワーク環境整備プラットフォーム「リモートHQ」提供の「HQ」が7億円調達
2022年11月16日、株式会社HQは、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HQは、社員ごとに最適なリモートワーク環境の整備をアウトソースできる福利厚生サービス「リモートHQ」を提供…
デジタル・マーケティング事業など展開の「Sole Brain」が5億円調達
2020年4月13日、株式会社Sole Brainは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ライフ・サービス領域のBtoC事業を行う企業をメイン・ターゲットに、デジタル・マーケティング事…
高校向けICTシステム「entli for School」や高校新卒採用支援サービス「entli for HRbiz」を提供する「ENTLI」が資金調達
2023年3月29日、ENTLI株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ENTLIは、高校向けICTシステム「entli for School」や、高校新卒採用支援サービス「entli f…
ロボットのエレベーターや自動ドアを利用したフロア間・エリア間移動を実現する「LCI」を提供する「Octa Robotics」が1億円調達
2022年10月6日、株式会社Octa Roboticsは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Octa Roboticsは、ロボット・建物設備間連携に特化したマルチベンダー型のインターフ…
マーケティング・プラットフォーム構築サービス提供の「マイクロアド」とSIerの「SCSK」が資本業務提携
2021年5月10日、株式会社マイクロアドは、SCSK株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 サイバーエージェントの連結子会社であるマイクロアドは、マーケティング・プラットフォーム構…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集