創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年7月14日化学産業のためのデータプラットフォームを開発する「CrowdChem」が7,000万円調達

2022年7月13日、株式会社CrowdChemは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
CrowdChemは、化学産業におけるビジネス推進を支援することを目的に、独自に収集した特許・論文・カタログ情報などのデータを活用できるデータプラットフォームを開発しています。
このデータプラットフォームは、製品開発に有用な新規原料の組み合わせの発見や、潜在顧客リストの作成、より正確な化学製品の用途調査などに利用できます。
現在、大手化学メーカー2社と有償でPoC(概念検証)を実施し、さならる改良・活用に向けて開発を進めています。
2023年1月のプロダクトのリリースを目指し、研究開発支援・ニーズ探索機能を先行してサービス提供を行う予定です。
今回の資金は、プロダクト開発に充当します。
—
AIなどの最先端のテクノロジーは、さまざまなビジネスにおいて革新をもたらしています。
それは化学の領域でも同様であり、たとえば、材料科学に情報科学を取り入れたマテリアルズインフォマティクス(MI)という手法は、材料開発のプロセスを大きく変え、高効率化する方法として高い注目を集めています。
一方で、MIは材料開発をデジタル化するものではありますが、化学産業全体を革新するものではありません。
多くの業界では、テクノロジーを活用することで経営そのものを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が叫ばれています。DXは、国際的に企業がテクノロジーを積極的に活用し競争力を高めていく流れにおいて、テクノロジーの導入が遅れ、相対的に競争力を低下させてしまわないようにするために必要なことです。
CrowdChemは、MIの実現だけでなく、化学産業におけるビジネス全体のデータ活用・効率化を実現するデータプラットフォームの提供を通じ、化学産業に大きな変革をもたらすことを目指しています。
データ活用は、企業の成長にとても重要です。そのためにはデータを上手く活用するためのシステムを整備する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期における社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | CrowdChem カタログ データ プラットフォーム 化学 原料 株式会社 特許 組み合わせ 論文 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年3月1日、Rsmile株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 2020年11月9日と2021年8月2日にも資金調達を発表しており、今回の調達により累計調達額は1億6,000万円と…
2019年12月23日、株式会社エビリーは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 YouTubeを中心とする動画プラットフォーム上のデータベース・分析ツール「kamui tr…
2023年8月31日、将来宇宙輸送システム株式会社は、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 将来宇宙輸送システムは、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指しています。 …
2022年6月30日、株式会社ROUTE06は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ROUTE06は、大手企業のデジタル事業の立ち上げやグロース支援を行っています。 今回の資金は、商…
2022年12月9日、株式会社天地人は、資金調達を実施したことを発表しました。 天地人は、JAXA衛星をはじめとする地球観測衛星などから得られる宇宙ビッグデータを活用した土地評価サービス「天地人コンパ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

