注目のスタートアップ

eスポーツ大会運営などeスポーツ事業を展開する「TechnoBlood eSports」が資金調達

company

2022年6月28日、株式会社TechnoBlood eSportsは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、スマートフォンアクセサリーの販売や、ゲーミングモニターブランド「Pixio」の日本独占販売などを行う、Hamee株式会社です。

TechnoBlood eSportsは、ネットカフェ支援事業を行う株式会社テクノブラッドの、eスポーツ事業とコンテンツ事業の新設分割により2021年4月に設立した企業です。

eスポーツイベントの企画・運営、eスポーツ施設の開業・運営支援といったeスポーツ事業や、PCカフェ向けコンテンツ事業、オンラインゲーム向けセキュリティ事業を展開しています。

今後Hameeとの協業により、Hameeのゲーミングアクセサリー事業の拡大や、Hameeのコマース事業のノウハウを活用したTechnoBlood eSportsのコンシューマー向けの事業展開などを目指していきます。

また、eスポーツカフェなどへの「Pixio」製品の導入や、「Pixio」に実際に触れられるフラッグシップ店舗の立ち上げ、eスポーツ大会の共同開催などで事業連携を検討しています。

eスポーツ市場は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う巣ごもり需要と、eスポーツ大会の賞金が上限10万円になるという景品表示法の解釈が消費者庁によって改められ高額な賞金の大会の開催も問題なくなったため、近年大きく拡大している市場のひとつです。

eスポーツでは高スペックのPC(ゲーミングPC)を必要とするゲームタイトルがあることから、ゲーミングPCが買えない人(中高生など)のため、ゲーミングPCを揃えたeスポーツカフェなどのネットカフェの業態も増えています。

また、一般利用客向けにPC・デバイス・スペースを貸す施設のなかでも、大会やイベントの運営も見込んだ施設のことをeスポーツ施設といいます。

すでにeスポーツ施設は全国各地にできており、コミュニティ大会の開催などで広く利用されています。

また、eスポーツでは周辺機器も大きな市場となってきています。eスポーツをより快適にプレイするために、モニター、マウス、マウスパッド、キーボード、ヘッドセット、チェアなどを購入するユーザーが多く、ゲームに特化したゲーミングブランドが数多く展開されています。

とくにゲーミングチェアについては、その性能とコストパフォーマンスの高さからゲーム以外の場にも導入される事例が目立っています。

eスポーツは、5Gの普及により次世代のコンテンツとして大きくなっていく可能性があります。そのため、今後のeスポーツ市場の動向に注目が必要です。

他業種との提携や協業は、収益を伸ばすだけでなく、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、人脈の広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ eスポーツ エンターテインメント ゲーム モニター 大会 株式会社 資金調達 運営
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産データ・プラットフォーム提供の「estie」が2.5億円調達
2020年7月14日、株式会社estieは、約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、オフィス賃貸業向けデータ・プラットフォーム事業「estie pro(エスティプロ)」のリ…
かくれフードロス削減に取り組む「ASTRA FOOD PLAN」が資金調達
2023年9月6日、ASTRA FOOD PLAN株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ASTRA FOOD PLANは、循環型フードサイクルの構築を目指し、かくれフードロス削減に取り組…
マルチモーダル機械学習事業展開の「DATAFLUCT」が3億円調達
2021年4月20日、株式会社DATAFLUCTは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズです。 データ活用の民主化を実現するため以下の…
自動運転技術を活用した物流インフラの構築を目指す「T2」が35億円調達
2023年9月1日、株式会社T2は、総額35億円の資金調達を実施したことを発表しました。 T2は、自動運転技術を活用した物流インフラの構築を目指しています。 レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サー…
クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」 構造図から豆図を自動で検出・保存する「豆図AIキャプチャー」機能を提供開始
2023年7月14日、株式会社アンドパッドは、提供する「ANDPAD」において、「豆図AIキャプチャー」機能の提供を開始することを発表しました。 「ANDPAD」は、クラウド型建設プロジェクト管理サー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集