ゲーム情報メディアやeスポーツ事業を展開する「GameWith」が「アルテリア・ネットワークス」「デジタルハーツホールディングス」と資本業務提携

tips

2022年6月24日、株式会社GameWithは、アルテリア・ネットワークス株式会社、株式会社デジタルハーツホールディングスとの間で、それぞれ資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

GameWithは、ゲームの紹介記事や攻略情報を掲載するWebメディア「GameWith」の運営や、eスポーツ事業、NFTゲーム事業を展開しています。

アルテリア・ネットワークスは、法人・ビジネス向けインターネット・ネットワークサービスや、マンション向けインターネットサービス、データセンター事業などを展開しています。

GameWithはアルテリア・ネットワークスとの提携により、eスポーツ関連領域の通信サービスにおける戦略的パートナーとなり、超高速・低遅延な通信サービスを、アルテリア・ネットワークスが保有する光ファイバー網を活用しながら提供します。

デジタルハーツホールディングスは、グループ会社を通じ、ゲーム領域におけるデバッグ・デバッグ関連サービス事業、ゲーム領域におけるクリエイティブ事業、ローカライゼーション事業、ゲームメディア「4Gamer.net」事業などを展開しています。

GameWithはデジタルハーツホールディングスとの提携により、ゲームメディア上の広告枠の提供やゲーム会社に対するサービスのデジタルハーツホールディングスへの提供や、デジタルハーツホールディングスのデバッグ・翻訳・LQAをはじめとするサービスを顧客企業に紹介・提供、新たなメニュー開発といった事業連携を行います。

また、両社それぞれが有するゲーム人材の共有や、共同でのゲーム人材の獲得・活用などを推進し、両社の企業価値の向上を目指します。

日本はビデオゲームにおいて深い歴史を持つ国ではありますが、eスポーツはあまり発展しませんでした。というのも、ビデオゲームの大会において、ゲームの製作販売会社が賞金を提供する場合、景品表示法によって大会賞金が上限10万円になってしまうからです。この法律の解釈は、2016年にノーアクションレター制度を活用して消費者庁に紹介したところ得られたものです。

これにより高額な賞金を掲げた公式大会が開催されることはなく、大会賞金の獲得を目的としたプロ選手・プロチームがあまり登場せず、eスポーツシーンが発展しなかったのです。

しかし2019年、改めてノーアクションレター制度によって照会を行ったところ、消費者庁は上記の解釈を改めるような解釈を提示しました。これにより、プロチームのみの大会、もしくは参加者を何らかの方法によって限定する大会の場合は、賞金は「仕事の報酬」扱いになり、10万円超の賞金も適法であるという解釈が示されました。

これにより国内においても大規模な大会が開催されるようになり、コロナ禍による巣ごもり需要も相まってeスポーツ市場は拡大を続けています。

また、今後5Gの普及によって次世代コンテンツのニーズが高まることも考えられます。eスポーツは5G時代のコンテンツとして大きな可能性を秘めています。

VR・AR・MRなどXR技術、NFT(非代替性トークン)といったブロックチェーン技術など、最新技術を活用する取り組みも増えてくると考えられます。今後の動向に注目が必要です。

他業種との提携や協業は、収益を伸ばすだけでなく、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、人脈の広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ eスポーツ GameWith アルテリア・ネットワークス エンターテインメント ゲーム デジタルハーツホールディングス メディア 情報 株式会社 資本業務提携 通信サービス
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

地図・地図空間情報・位置情報の分野で事業を展開する「Geolonia」が資金調達
2022年11月15日、株式会社Geoloniaは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、DRONE FUND株式会社が運営する「DRONE FUND3 号投資事業有限責任組合(3号ファン…
奨学金情報サイト「ガクシ―」と奨学金運営団体向け管理システム「ガクシ―Agent」を展開する「SCHOL」が1億円調達
2022年7月4日、株式会社SCHOLは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SCHOLは、学生・保護者向けの奨学金情報サイト「ガクシー」、奨学金運営団体向け管理システム「ガクシ―A…
リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供する「ジザイエ」が2億円調達
2024年3月11日、株式会社ジザイエは、総額約2億円の資金調達を実施したこと発表しました。 ジザイエは、リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供しています。 高品質な映像デ…
介護施設向け医療相談・夜間オンコール代行サービス提供の「ドクターメイト」が10億円調達
2022年5月23日、ドクターメイト株式会社は、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ドクターメイトは、オンラインでの医療相談サービスと夜間オンコール代行サービスを組み合わせた、介護施…
ブロックチェーン技術基盤「KYUZAN Core」など提供の「Kyuzan」が2.6億円調達
2021年12月10日、株式会社Kyuzanは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ブロックチェーンプロダクトの開発を簡単かつ加速化する技術モジュール「KYUZAN Cor…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集