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「双日」と「フジ日本精糖」が植物肉「NIKUVEGE」を展開する「Tastable」に出資

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2022年6月15日、双日株式会社とフジ日本精糖株式会社は、株式会社Tastableに共同出資することに合意したことを発表しました。

2022年7月1日増資完了予定で、出資比率は、双日30%、フジ日本精糖10%、ユニテックフーズ60%となります。

Tastableは、ユニテックフーズ株式会社の100%子会社で、植物肉「NIKUVEGE(ニクべジ)」をはじめとした食品の開発・設計・販売を行っています。

すでに双日食料株式会社はTastableと「NIKUVEGE」の総販売特約店契約(独占販売契約)を2021年12月に締結しています。

また、双日、ユニテックフーズ、ロイヤルホールディングス株式会社と植物肉に関する業務提携契約を2022年1月に締結しています。

今回のTastableへの出資参画により、新素材に関する研究開発や、国内外への販売強化、植物肉事業と親和性の高いビジネス機会を創出します。

また、株式会社ミートワンなどの双日グループの知見を結集し、原材料調達・製造・販売・マーケティング機能を提供し、市販用植物肉製品の開発・製造・販売を行います。

世界的な人口増大により、早くて2030年にはタンパク質の需要と供給のバランスが崩れはじめると予測されています。これをタンパク質危機といいます。

畜産は倫理的・環境的にも課題があるため、新たなタンパク質である代替タンパク質の探索や、研究開発が世界的に進められています。

とくに植物由来の原料を食肉のように加工した植物肉(代替肉)は、主な代替タンパク質として注目されており、アメリカでは上場した植物肉スタートアップもあります。

国内においてもいくつかのスタートアップや、マルコメ、大塚食品、伊藤ハム、日本ハムなど大手食品メーカーが相次いで参入しています。

各企業は、植物肉をより美味しくするための開発や、より食肉に近づけるための開発、添加物を使わずに美味しくするための開発を行っています。

Tastableは、増粘多糖類や機能性素材などの開発・取り扱いを通じて培ったノウハウと技術力を活用した植物肉「NIKUVEGE」を法人向け(業務用)に提供しています。

今回の双日とフジ日本精糖の出資を受け、業務用だけでなく、一般向けの植物肉製品の開発もしていくようです。

SDGsは大きなビジネスチャンスとなり得ます。世界に先んじて革新的なプロダクトを開発できれば、大きなシェアを獲得できるでしょう。そのためには開発やマーケティングのために豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 代替肉 出資 双日 株式会社 植物肉 業務提携 研究開発 食品
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