創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年6月14日自動動画編集AIを開発する「レイワセダ」が法人化

2022年6月13日、レイワセダ株式会社は、2022年6月10日に法人化したことを発表しました。
レイワセダは、2019年に立ち上げたグループ「レイワセダ」が前身で、動画編集を自動化するソフトウェアを開発しています。
AIを用い動画編集における単純作業を自動化するソフトウェアです。
学生向けの人材育成プログラム「第3回WASEDA Demo Day」(2021年)では優勝しています。
今後のリリースを予定している「Ready」は、無音区間を人工知能によって識別し、自動でトリミングするソフトウェアです。
さらに、自動字幕をはじめとした、動画・音声編集に関するさまざまな自動化を実現するソフトウェアを開発していく予定です。
—
Googleは、2020年10月に、日本におけるYouTubeの月間ユーザー(18歳以上)が6,900万人を超えたことを発表しました。
YouTubeなどのオンライン動画メディアは、テレビと同様に日常的なメディアとして根づいており、多くのクリエイターによる動画が日々アップロードされています。
YouTubeで自作の動画を投稿するクリエイターをYouTuberといいます。
YouTuberの制作した動画では、ジェットカットと呼ばれる特徴的な編集方法をよくみかけます。
ジェットカットとは、ジェットダイスケ氏が編み出した、無音部分や間延びした部分を容赦なく切り詰めていく編集手法のことで、テンポの良い動画を制作できることからYouTuberを中心に広まっていきました。
一方で、このジェットカットは、動画編集ソフトの波形を見ながら無音部分を見つけて手作業でトリミングしたり、動画を再生しながら間延びした部分を見つけてトリミングしたりと、単純でありながら労力がかかる編集でもあります。
レイワセダが開発している「Ready」は、このジェットカットを自動化するソフトウェアで、多くのクリエイターの助けとなることが想像されます。
また動画は個人によるエンターテイメント的なものだけでなく、企業においてもマーケティングでの活用が増えてきています。動画制作を内製する企業も増えているため、動画編集を効率化するツール・サービスは今後もニーズが高まっていくことでしょう。
レイワセダ株式会社のコメント
このニュースを受けまして、レイワセダ株式会社よりコメントが届きました。
・今回の法人化の目的は何ですか?
一番の目的は事業実施の準備をするためです。今後は製品のリリースを予定しております。その他に社会での弊社の認知を上げることや、信頼性を上げることも目的としています。
・今後の展望を教えてください。
動画編集の受託制作を行いながら製品の開発を行います。これらの事業により、クリエイターが活躍できる環境を作っていきます。
・読者へのメッセージをお願いします。
動画編集を外注したい方、動画編集の業務効率化を行いたい方は、お気軽に弊社HPからお問合せください。
動画はテキストや静止画よりも圧倒的な情報量を誇ります。視聴した者に短時間で多くの情報を与えられるため、Webマーケティングにおいても積極的に利用されるようになりました。累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | AI Ready ソフトウェア レイワセダ 人工知能 動画 動画編集 株式会社 法人化 自動 自動化 設立 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年9月26日、株式会社Pyreneeは、豊田合成株式会社から出資を受けたことを発表しました。 Pyreneeは、後付け型AIドライブアシスタント「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)…
2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」より、株式会社地…
2022年10月12日、株式会社LX DESIGNは、株式会社ベネッセホールディングスを引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表しました。 LX DESIGNは、教育特化型外部人材マッチングサー…
2022年9月5日、ジャパンメディカルデバイス株式会社は、総額5億5,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ジャパンメディカルデバイスは、心臓シミュレーター「UT-Heart」を活用した…
平成30年6月6日、Mira Robotics株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、デジタル・パートナー事業を手掛ける株式会社モンスター・ラボです。 Mira Robotics…
大久保の視点
2023年9月8日 (金)にグランドハイアット東京で、スタートアップワールドカップTOKYO REGIONAL 2023が開催された。 優勝者はアイリスの沖…
2023年3月15日(水)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第1回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われた。 明治大学の各学部…
2022年10月28日、「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」が閣議決定されました。 原材料価格の上昇や円安の影響などにより、エネルギー・食料品な…