注目のスタートアップ

イヤホン型BCI「Ear Brain Interface」などを開発するブレインテックスタートアップ「CyberneX」が資金調達

company

2022年6月9日、株式会社CyberneXは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、既存投資家の横河電機株式会社です。

CyberneXは、イヤホン型Brain Computer Interface(BCI)「Ear Brain Interface」の開発などを行うブレインテックスタートアップです。

「Ear Brain Interface」は、脳波を計測することができるイヤホン型の小型デバイスです。音声UIを搭載しているため、日常利用することも可能となっています。

横河電機と共同で、ヒューマンエラーを誘発する特徴的脳波情報を複数発見するための研究を第1フェーズとして進め、一定の成果を得ています。

このデータを活用するため、共同研究を通じ、脳波の応用に適したビジネスを開発します。

BCI(ブレインコンピューターインターフェイス)とは、人の脳とコンピューターを接続する技術のことです。

この技術により、脳波で直接文字を入力したり、機械を動かすことが可能となります。

主に身体に障害を抱える人のために開発されていた技術ですが、現在はデバイスの小型化や非侵襲で計測が行えるデバイスが登場しています。

脳波測定は人間の感情などを定量化できるため、さまざまな領域への応用が可能であり、すでにビジネスではパッケージデザインの効果測定や、コミュニケーションの可視化などで活用されています。

CyberneXが開発しているイヤホン型のBCIは、非侵襲でありながらも高精度であることを特徴としています。つけていても違和感がないため日常での利用が可能です。

日常的に利用できるデバイスであればヘルスケアデバイスとしての活用なども考えられます。今後のCyberneXの動向に注目が必要です。

研究開発を主体とした事業では豊富な資金を必要とします。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BCI Brain Computer Interface CyberneX イヤホン デバイス ブレインコンピューターインターフェース ブレインテック 小型 株式会社 横河電機 脳波 計測 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

都市内全域の屋内・地下をカバーする三次元測位サービスを開発する「MetCom」が8億円調達
2022年7月19日、MetCom株式会社は、8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 都市内全域の屋内・地下をカバーする3D測位サービスの提供のため開発を行っています。 2022年7月現在、垂…
アートの小口投資プラットフォームを運営する「ANDART」 アートコンシェルジュサービスを一般向けに提供開始
2022年12月14日、株式会社ANDARTは、実物アート作品のコンシェルジュサービスの一般提供を開始したことを発表しました。 ANDARTは、アートの小口投資プラットフォーム「ANDART」を運営し…
音楽領域のスタートアッププログラム「Music StartUp Incubation」が開催決定 エントリー締切は10/2
2021年8月19日、Studio ENTRE株式会社は、「Music StartUp Incubation」プログラムを開講することを発表しました。 「Music StartUp Incubatio…
ヘリコプター遊覧・タクシーサービス「ARIAir」を展開する「アリラ」が資金調達
株式会社アリラは、2023年4月28日付けで資金調達を実施し、当初の1000万円から3600万円に増資したことを発表しました。 アリラは、ヘリコプターの遊覧・タクシーサービス「ARIAir(アリエア)…
SaaS型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を展開する「Another works」が4.6億円調達
2022年10月12日、株式会社Another worksは、総額約4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Another worksは、SaaS型の複業マッチングプラットフォーム…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集