注目のスタートアップ

AI Vtuber「紡ネン」やNFTプロジェクト「NEN」を展開する「Pictoria」が1.2億円調達

company

2022年5月31日、株式会社Pictoriaは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Pictoriaは、AI VTuber「紡ネン」や、NFTプロジェクト「NEN」を展開しています。

AI VTuber「紡ネン」は、AI技術によってVTuber(バーチャルYoutuber)を完全無人で育成・配信するプロジェクトです。2020年12月からYouTube配信を開始しています。

NFTプロジェクト「NEN」は、オンチェーン型のAIキャラクターブランドです。

NFTの保有者はAIに「言葉」を覚えさせることができ、これにより「NEN」のAIキャラクターや世界観に影響を及ぼすことができます。

この「NEN」のAIキャラクターと世界をもとにアニメーションやキャラクターコンテンツを制作していくというプロジェクトです。

NFTのセールス開始は2022年6月を想定しています。

インターネット黎明期から会話ボット(チャットボット)は存在していました。人間的な会話の成立を目指したもので、人工無脳(あるいは人工無能)と呼ばれていました。

人工無脳は、たとえばユーザーが「おはよう、今日も元気?」と投げかけると「元気だよ」あるいは「あんまり」といった返事をします。

しかしこれは自分で考えているわけではなく、あらかじめこのような問いかけにはこのように返事をするというデータベースを構築しておき、そこから最適なものを選んで出力するという仕組みとなっています。そのためしばしば頓珍漢な返事をしてしまいます。

また、このデータベースの構築についてはユーザー自身が行うこともでき、これによってユーザーたちで人工無脳を育てることができました。

現在のAI技術を活用した会話ボットは、この人工無脳のデータベースを、AI自身が構築していくことができるという点で大きな違いがあります。

Pictoriaの「紡ネン」は、Twitter上のユーザーの会話を学習し、コミュニケーションを成長させていくことができるAIです。

そして、新たにリリースしたNFTプロジェクト「NEN」は、この「紡ネン」のAI技術を核に、AIキャラクターを複数構築し、NFT保有者によって学習を行うことで、関係者全員でコンテンツを作り上げていくことを目指すというプロジェクトとなっています。

事業の拡大には資金調達が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI NEN NFT Pictoria VTuber アニメーション キャラクター コンテンツ ネン バーチャルYoutuber ブランド プロジェクト 制作 株式会社 紡ネン 資金調達 配信 配信者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AGA(男性型脱毛症)管理アプリ「HIX」運営の「エムボックス」が4,000万円調達
2021年2月24日、株式会社エムボックスは、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AGA(男性型脱毛症)管理アプリ「HIX(ヒックス)」を運営しています。 スマートフォンで髪…
コーヒースタートアップ「Oriental Coffee Ventures」が4,000万円調達
2023年3月13日、株式会社Oriental Coffee Venturesは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Oriental Coffee Venturesは、クリエ…
営業組織図オートメーションツール「ulu」開発の「moja」が資金調達
2022年4月25日、株式会社mojaは、資金調達を実施したことを発表しました。 mojaは、営業組織図オートメーションツール「ulu(ウル)」を開発しています。 組織図作成の自動化と決裁情報を簡単に…
次世代チョイ乗りモビリティ「ミニマムモビリティ」の量産販売を目指す「KGモーターズ」が1.5億円調達
2023年10月10日、KGモーターズ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KGモーターズは、オリジナルの超小型モビリティの量産販売と、自動運転によるMaaSの展…
コワーキング・スペース事業の「いいオフィス」とITフリーランス向け独立支援サービス展開の「NKC ASIA」が業務提携
2020年10月12日、株式会社いいオフィスは、株式会社NKC ASIAと業務提携に関する契約を締結したことを発表しました。 いいオフィスは、国内・海外において約210店舗のコワーキング・スペース「い…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集