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2022年5月24日「もりおかSDGs ファンド」が手紡ぎ手織りの毛織物「ホームスパン」事業を展開する「クラシカウンシル」に出資
2022年5月20日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、「もりおかSDGs 投資事業有限責任組合(もりおかSDGs ファンド)」より、株式会社クラシカウンシルに投資を実行したことを発表しました。
株式会社クラシカウンシルは、岩手県盛岡市を拠点に、手紡ぎ手織りの毛織物「ホームスパン」関連事業を展開しています。
「i-wool プロジェクト」という名で、農家・作家と共に岩手県内での羊毛活用とブランド化に取り組んでいます。
また、県内のホームスパン工房と作家と共同で「いわてホームスパンユニオン」という団体を立ち上げ、岩手県におけるホームスパンの継承・若手育成、産地としての振興に取り組んでいます。
他にも、「盛岡市中央公園 ビバテラス」の「まなび棟」(2022年秋完成予定)の入居を予定しており、ここでホームスパン教室や県内外の伝統工芸品の企画展などを展開していく予定です。
「もりおかSDGs ファンド」は、FVC Tohoku株式会社と盛岡信用金庫などと共同で設立した、盛岡広域・岩手県北地域の企業へ投資を行うファンドです。
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ホームスパンとは、もともとスコットランドやアイルランドの農家で作られていた伝統的な毛織物です。
原毛(羊毛)から、手染め、手紡ぎ、手織りで作ることを特徴としています。
明治時代に日本に伝わり、現在では岩手県の盛岡市・花巻市周辺のみで地場産業として残っています。国内ホームスパン総生産量の約8割が岩手県で生産されています。
一方、ホームスパンの知名度は地元である岩手県内においても低下しており、特に若い世代は知らない人が多い状況にあるといいます。
ホームスパン職人は高い技術を保有しているため、ホームスパン文化とこの技術を次世代に継承するには、幅広い層へのアプローチが必要となります。
クラシカウンシルは、このホームスパン産業において、振興・普及・羊毛生産・商品製造・販売・担い⼿育成などに取り組んでいます。
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