ビジネス文書のオンライン受取・電子保存サービス「sweeep Box」がリリース

tool

2022年5月18日、sweeep株式会社は、新サービス「sweeep Box」を正式に提供開始したことを発表しました。

「sweeep Box」は、ビジネス文書のオンライン受取と電子保管に特化したサービスです。

オンライン・メールでビジネス文書を受け取れる機能、電子帳簿保存法に対応した保管機能、読み取り精度98.53%のAI-OCR機能を搭載しています。

受け取り・保管・AI-OCRによる読み取りは基本無料で提供し、オプションとして請求書の支払の自動化を5,000円/月で提供します。

今後、クラウドストレージや専用業務アプリケーションなど外部システムとの連携の強化、OCR機能のさらなる強化を行っていきます。

sweeepは他に、請求書処理のすべて(受取・承認・仕訳・振込・保管)を自動化する「sweeep」を提供しています。

2022年1月から改正電子帳簿保存法が施行されます。

電子帳簿保存法とは、保存が義務づけられている帳簿・書類を電子データとして保存するためのルールなどを定めた法律です。

今回の改正法により、電子取引に関するデータ保存が「義務」となりました。

電子取引データとは、電子的に授受した書類のことです。具体的には、請求書・領収書・契約書・見積書などの書類がそれにあたります。

また保存に際して要件が定められており、これを満たす必要があります。

要件は、
・システム概要に関する書類の備え付け
・見読可能装置の備え付け
・検索機能の確保(取引年月日・取引金額・取引先で検索できる状態)
・データの真実性を担保する措置
の4つとなっています。

これら要件を満たす保存の仕組みを自力で構築するのは非常に労力がかかります。そのため多くの事業者は改正電子帳簿保存法に対応した電子保管サービスを利用することになるでしょう。

sweeepが新たにリリースした「sweeep Box」は、改正電子帳簿保存法に対応したビジネス文書の電子保管サービスです。AIによって書類の内容を読み取り、自分で情報を入力しなくても取引年月日・取引金額・取引先で検索できるようにする機能が特徴的です。

また基本利用が無料であるため、システムの導入にあたってコストが気になる事業者も導入することができます。

中小企業は、電子取引データの保存義務については2024年まで猶予がありますが、そのうち電子での保存に対応する必要があります。「sweeep Box」のようなサービスは中小企業にとって非常にありがたい存在となるでしょう。

時代や法律の変化もあり、ビジネスではデジタル化の推進が一層加速しています。デジタル化への投資は短期的にはコストがかかるかもしれませんが、適切に導入できれば大幅な効率化・生産性向上が見込めます。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 便利なサービス
関連タグ OCR sweeep sweeep Box オンライン クラウド 保存 保管 文書 新サービス 株式会社 自動化 請求書 電子帳簿保存法
詳細はこちら

電子帳簿保存ソリューション「sweeep Box」をリリース、ビジネス文書を無料で電子保存

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

MEO対策SaaSなどを提供する「ロカオプ」が1.5億円調達
2024年10月29日、株式会社ロカオプは、総額約1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロカオプは、MEO対策SaaS「ロカオプ」の提供や、ローカルエリアマーケティング事業、サイト…
温室効果ガス削減のための国際イニシアチブ「SBT」取得を支援する「中小企業のSBT申請サポートサービス」がリリース
2022年5月17日、株式会社エネルギーソリューションジャパンは、新サービス「中小企業のSBT申請サポートサービス」を2022年5月27日から開始することを発表しました。 「中小企業のSBT申請サポー…
犯罪予測システム開発の「Singular Perturbations」が1億円調達
2021年11月24日、株式会社Singular Perturbationsは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 独自手法を含む高精度・高速な犯罪予測アルゴリズムをもととした犯罪予測…
遺伝子細胞製剤のCMO/CDMO事業を展開する「サイト‐ファクト」が3億円調達
2023年8月28日、株式会社サイト-ファクトは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 サイト-ファクトは、遺伝子細胞製剤に特化し、CMO(医薬品製造受託企業)・CDMO(医薬品製造開発…
EC物流効率化SaaS「LOGILESS」提供の「ロジレス」が5億円調達
2020年11月24日、株式会社ロジレスは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 EC物流効率化SaaS「LOGILESS」を開発・提供しています。 物流業務の効率化に欠かせないOMS(…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集