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2022年5月18日IP/コンテンツホルダーがウォレットや暗号資産不要でNFTを提供できるサービス「Stella」(α版)をリリース

2022年5月18日、microverse株式会社は、「Stella(ステラ)」のα版をリリースしたことを発表しました。
「Stella」は、IP/コンテンツホルダーがウォレットや暗号資産不要で、ファンに向けてデジタルコンテンツ・NFTを簡単に販売/配布することができるサービスです。
今後、NFTホルダーだけが参加できるコミュニティ機能の提供、NFTに対する投票券付与など、NFTにユーティリティを持たせる機能を実装していく予定です。
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NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用することにより、デジタルデータに唯一無二の資産的価値を付与する技術や、NFT技術を利用したデータのことです。
NFTが登場した当初はNFTアートなど投機の対象として話題を集めていましたが、NFTの広がりにより、クリエイターを応援するためなどの理由でカジュアルにNFTを購入・所有することも増えてきました。
インターネットの広がりは、多くのクリエイターの活動の幅を広げました。インターネット上だけで創作活動を行っているクリエイターも増え、デジタルな創作物・表現は身近な存在となっています。
しかし、インターネット上ではこういったクリエイターがマネタイズできるような仕組みの構築があまり進みませんでした。
理由としては、アマチュア活動によって無料で公開されている作品が多く、ユーザーがそれを中心に集まっていること、デジタルデータは複製・改竄が容易で海賊版が流通してしまうことなど様々なことが考えられます。
NFTはデジタルデータに価値を持たせることができるため、NFTを中心にプラットフォームを構築することができれば、以前までは収益を得ることが難しかったクリエイター・創作物でも収益を得られるようにできると注目されているのです。
一方でNFTの販売にはウォレットの構築といった複雑な作業が必要となるため、まだまだ気軽に参入するのが困難な領域となっています。microverseはこの課題を解決するため、手軽にNFTコンテンツを届けられるサービスの提供を行っています。
microverse株式会社のコメント
このニュースを受けまして、microverse株式会社よりコメントが届きました。
今回の新サービスの売りは何ですか?
ウォレットや暗号資産に馴染みのないファンに対し、デジタルコンテンツを簡単に販売/配布することができます。独自のスキームにより、事業者側も秘密鍵や暗号資産を自社で管理することなく、簡単にNFTの販売/配布を開始できます。
今後の展望を教えてください。
β版以降、NFTホルダーだけが入れるコミュニティ機能の提供や、NFTに対する投票権付与など、NFT自体にユーティリティを持たせる機能を追加実装していく予定でおります。NFTのマスアダプションに向けて、IP/コンテンツホルダー様と時代の針を進めていきます。
読者へのメッセージをお願いします。
2021年初期にNFT市場が勃興して以来、多数のNFTプロジェクトが立ち上がっています。しかしウォレットや暗号資産の管理、ガス代の支払い等、NFTの売買や送付等には一定のリテラシーが要求される状況は未だ改善されていません。
micorverseは、誰もがweb3.0の恩恵を受けられるようにする第一歩としてStella(ステラ)を開発しました。Stella(ステラ)の開発は、利用者様やその他ステークホルダー様の意見をお伺いしながらスピード感を持って進めて参ります。
Stella(ステラ)α版の利用をご希望の事業者様は、お気軽にお問い合わせください。
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