注目のスタートアップ

中国向け越境ECビジネスの「NEW ORDER」が資金調達

company

2022年5月9日、株式会社NEW ORDERは、ポールトゥウィンホールディングス株式会社から資金調達を実施したことを発表しました。

NEW ORDERは、中国向け越境ECビジネスや、日本商品開発コンサルティング事業、ライブコマース事業を展開しています。

今回の資金調達により、ポールトゥウィンホールディングスと共に、越境ECにおける受注業務、発送業務、カスタマーサポート業務体制を構築・強化し、事業シナジーや新規事業を創出していきます。

経済産業省が公表している「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、中国消費者が日本事業者から購入した額は1兆9,499億円(前年比17.8%増)、米国消費者が日本事業者から購入した額は9,727億円(前年比7.7%増)となっており、今後も増加する見込みです。

中国の購入額は非常に大きく、またECの利用率も高いため、もし越境ECに参入することができれば大きな利益を得ることができるでしょう。また、海外展開を計画している企業としては越境ECは海外展開の入り口としても活用することができます。

越境ECは国内ECにはない注意点がいくつかあります。多言語対応・決済方法の充実はもちろんですが、国によって法律が違うこと、目的の国の市場の分析が必要なことなど様々な注意点があります。そのため越境ECに取り組むためには、海外の市場に詳しい事業の支援を受けることが肝心です。

株式会社NEW ORDERのコメント

このニュースを受けまして、株式会社NEW ORDERよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

越境ECにおける受注業務、発送業務、カスタマーサポート業務体制をポールトゥウィンホールディングスと共に構築・強化。両社のノウハウやリソースを活かし、日本企業が苦戦している中国越境EC市場で起業連合体による「売れるチームづくり」を推進。

・今後の展望を教えてください。

現在イタリアで日本人オーナーシェフとして初のミシュラン一つ星を獲得した徳吉 洋二氏(イタリア・ミラノ在住 Ristorante TOKUYOSHI オーナーシェフ)と日本品質の独創的な缶詰商品を共同で開発しており、日本企業として日本食の素晴らしさ、美味しさをグローバルにお届けできる企業になるように取り組んでおります。

・読者へのメッセージをお願いします。

日本の素晴らしい食材を用いて製品を開発し、越境ECという手段を通じて中国や世界の皆様に日本食の素晴らしさをお届けしていきたいと考えております。農林水産業に従事される方、料理を造られる方(シェフ、料理人)を巻き込んだプロジェクトは外貨を貪欲に獲得するエンジンとなることで、弊社の取り組みは日本経済活性化の一助になれればと考えています。

プロダクトやサービスを開発したあとは売る方法を考えなくてはなりません。「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC NEW ORDER コンサルティング ポールトゥウィンホールディングス ライブコマース 中国 商品開発 株式会社 資金調達 越境EC
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

貸付ファンドのオンライン・マーケット運営「Funds」運営の「ファンズ」が20億円調達
2021年4月27日、ファンズ株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 1円から貸付投資ができる貸付ファンドのオンライン・マーケット「Funds(ファンズ)」を運営しています…
AI顔診断と美容カウンセリング・サービス「mira」運営の「KINDLER」が資金調達
2020年4月30日、KINDLER株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AI美容カウンセリング・サービス「mira(ミラ)」を運営しています。 1枚の写真から5秒で顔の特徴を分析し、美…
AIシステムのトータル開発を手掛ける「Archaic」とICTサービス・プロバイダーの「ファンリード」が業務提携
2020年10月13日、株式会社Archaicは、株式会社ファンリードと、2020年10月1日に業務提携したことを発表しました。 Archaicは、AIシステムのトータル開発や、様々な領域へのAI応用…
核酸医薬品の実用化を目指す「ルクサナバイオテク」が12.2億円調達
2021年12月16日、ルクサナバイオテク株式会社は、総額12億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 大阪大学で蓄積された核酸化学技術を基礎とし、安全かつ効果的な核酸医薬品の実用化を…
アニメーション作品を始めとする中国映画の日本配給などを展開する「面白映画」が資金調達
2022年5月27日、面白映画株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、中国でデジタル出版・版権許諾・アニメ・映画投資などのIPビジネスを展開する大手企業・中文在線数字出版集団股份有限…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集