創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年4月14日電動キックボード・電動自転車のシェアリングサービスを展開する「Luup」が10億円調達

2022年4月14日、株式会社Luupは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。これは、車両のリース(セール・アンド・リースバック取引)や銀行融資等によるものです。
Luupは、電動キックボードや小型電動アシスト自転車などの電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開しています。
今回のセール・アンド・リースバック取引により、Luupが5月までに導入するすべての電動キックボードがリース等による調達となり、また各リース会社とは今後導入する車両についても取引を拡大する方向で協議しています。
—
電動キックボードは、道路交通法では原動機付自転車(原付)に分類されており、公道を走る際は原付以上の運転免許とヘルメットの着用が必要となります。しかしこのヘルメットの着用義務は、電動キックボードシェアリングサービスの普及を妨げる要因のひとつでした。
シェアリング事業者による働きかけにより、2021年4月23日付で「新事業特例制度」が認定され、シェアリング事業者の電動キックボードのみを小型特殊自動車とみなし、公道でのシェアリングサービス方式による実証実験が認められました。
この実証実験ではヘルメットの着用が任意となっており、電動キックボードシェアリングサービスの普及が一歩前進した形となります。
また、2022年3月4日、政府は道路交通法の改正案を閣議決定しました。この案が成立されれば、最高速度が時速20キロ以下の電動キックボードが特定小型原付自転車となり、免許も不要となります。またヘルメットの着用も努力義務になるため、電動キックボードが大きく普及するきっかけとなるでしょう。
Luupは、2022年4月現在、東京、大阪、横浜、京都でサービスを展開しています。今後、安全性の向上と、事業拡大を推進していくとしています。
新たなビジネスでは、自治体や他社との連携が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Luup シェアリング マイクロモビリティ モビリティ リース ループ 小型 株式会社 自転車 資金調達 電動 電動キックボード |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年1月6日、株式会社FiNC Technologiesは、総額約50億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ヘルスケア/フィットネス・アプリ「FiNC」を運営しています。 悩みや毎日の体…
2022年5月2日、株式会社Co-LABO MAKERは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Co-LABO MAKERは、研究リソースのシェアリングプラットフォーム「Co-LABO…
2023年6月2日、Riiid Inc.は、株式会社アルクと、Riiidが提供する「Santa」の日本におけるサービス運営契約を結んだことを発表しました。 Riiidは、シリコンバレー、韓国、日本に拠…
2022年6月2日、iYell株式会社は、SREホールディングス株式会社と共同で「SRE CLOUD × いえーる ダンドリ」の提供開始を発表しました。 「SRE CLOUD × いえーる ダンドリ」…
2023年7月31日、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、総額30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アイ・グリッドグループは、商業施設や物流施設の屋根上を活用して再生可能エネルギー…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…