注目のスタートアップ

トークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」運営の「GINKAN」が資金調達

company

2022年4月14日、株式会社GINKANは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社ココナラの子会社の株式会社ココナラスキルパートナーズが運用するCSP1号投資事業有限責任組合です。

GINKANは、トークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」を運営しています。

基本的なグルメSNSとしての機能のほか、よく通う店や好きな店を投稿したり、趣味の合う他ユーザーをフォローすることでAIが趣味趣向を学習し、利用者に合った店をレコメンドする機能を搭載しています。

また、良質な投稿には暗号通貨ポイントが報酬として与えられるトークンエコノミー機能を大きな特徴としています。「シンクロライフ」加盟店での飲食にもポイントが還元されます。

飲食店向けには、デジタル会員カード、優待、全自動CRMなど顧客のロイヤル化育成が可能なサービスをワンストップで提供しています。月額・初期費用無料の完全成功報酬型モデルであるため、飲食店は先行投資リスクを背負わずに取り組むことができます。

グルメサイトがリリースされてしばらくは、本当のグルメ好きばかりが集まるコミュニティとなり、そのレビューや評価などは信頼できるものでした。しかし、グルメサイトが広く知られ、ユーザー数が多くなるにつれ不正が横行するようになってしまい、正しいレビューと不正なレビューの区別がつかなくなり、全体的に信頼性が低下しています。

また、グルメサイトでは収益を上げるため、飲食店に手数料をとり、上位に掲載するようになりました。これにより本当に美味しい飲食店を見つけることが難しくなっています。また、このような状況ではユーザーが口コミ・レビューを投稿するインセンティブがないという問題が生じています。

GINKANはこのグルメサイトの課題を解決するため「シンクロライフ」を運営しています。AIによるレコメンドにより、グルメ好きがさらに好みの飲食店を見つけられるようにしています。また、レビューに対するインセンティブとしてトークンによる報酬を分配することで良質なレビューが持続的に投稿されるような仕組みを構築しています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食開業に特化した別冊「飲食開業手帳」では、Webを活用した集客方法や、経営に役立つシステムの導入方法などについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI GINKAN SNS グルメ ココナラ シンクロライフ トークン・エコノミー トークンエコノミー 飲食 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

映像つきのグループ通話とAIアシスタントにより現場DXを実現するクラウド型映像音声通話サービス「COTOBA Talk」がリリース
2022年11月2日、株式会社コトバデザインは、「COTOBA Talk(コトバトーク)」の商⽤サービスを開始したことを発表しました。 「COTOBA Talk」は、クラウド型映像音声通話サービスです…
音声解析AI電話「MiiTel」提供の「RevComm」が7億円調達
2020年10月5日、​株式会社RevCommは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」を開発・提供しています。 電話営業や、コールセンター業…
生成AIを活用し採用担当の業務を効率化するSaaS「エースジョブ」などを手がける「フォワード」が1.2億円調達
2024年5月22日、株式会社フォワードは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、生成AIを活用し採用担当の業務を効率化するSaaS「エースジョブ」のβ版をローンチした…
AI献立自動作成アプリ「me:new」の運営元が資金調達
平成30年6月21日、株式会社ミーニューは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、レンダーズ創業で現在キッズラインを営む経沢香保子氏です。また、これにより氏はミーニューの顧問に就任しました…
AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズなどを手がける「HMS」が3億円調達
2024年4月2日、HMS株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HMSは、AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズや、AI画像処理プラットフォーム「SiNGRAY NET…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集