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2022年4月5日チケット販売・管理システムを展開する「ECBOスクエア」が1.2億円調達

2022年4月4日、株式会社ECBOスクエアは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
直近では、2021年12月6日に総額4億6,000万円の資金調達を実施しています。
ECBOスクエアは、チケット管理システム「tDC 票券」、在庫連携データベース「tDC 在庫共有」、Web販売システム「tDC 販売ASP」の提供とAPI連携により、低コスト・ノーコードでチケット販売システムを構築できる標準的プラットフォームを提供しています。
今回の資金は、ソフトウェアエンジニア・カスタマ-サポート人材の採用、プロダクトの機能拡充・アップデートに充当される予定です。
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コロナ禍により大きな歯止めがかかっていますが、音楽ライブなどのライブエンターテイメント市場やスポーツビジネスは、コト消費(体験型消費)への消費活動の転換により、大きく市場を拡大していました。
一方で、ライブエンターテイメントでは、チケットの高額転売が大きな課題となっています。チケットの高額転売は、事業者側には転売を行う者の大量アクセスによってシステムが不安定になってしまうこと・二次流通の利益が入ってこないこと、利用者側には欲しいチケットが手に入らないこと・転売された高額なチケットを買わなくてはならないといった不利益をもたらします。
チケットと個人情報を紐付け、入場の際には身分証を提示しなくては入場できないという対策もありますが、入場に関する業務負担が増大すること、チケット購入者が開催日前に来場できなくなった際に知り合いにチケットを譲ったりすることができないという課題があります。
そのため、チケットの不正転売を根本的に防止するためには、電子チケットの普及と2次流通プラットフォームの構築が必要となります。ECBOスクエアは、ライブエンターテインメント領域におけるこういった課題を解決するため、チケット流通プラットフォームを提供しています。
また、チケット管理・流通だけでなく、飲食・物販、自社Webサイト・EC、マーケティング、会場などとデータ連携することにより、興業全体のDXを実現するものとして仕組みを構築しています。
生産性の向上のためにはシステムの導入が有効です。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
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