注目のスタートアップ

中規模から大企業向けクラウドワークフロー提供の「kickflow」が資金調達

company

2022年3月8日、株式会社kickflowは、資金調達を実施したことを発表しました。引受先は、HENNGE株式会社です。

kickflowは、中規模から大企業向けのクラウドワークフロー「kickflow」を提供しています。

発注・押印・請求書の処理まで、社内ルールにあわせて柔軟な設定ができること、数千名規模に耐えられるような権限管理・ワークフローやチケット毎の閲覧・通知の柔軟な設定、他製品とのAPI連携を特徴としています。

組織内では、意思確認・意思決定のため、内容を書面でまとめ関係者に回覧してもらい承認を得るという方法がとられており、この一連の流れをワークフローと呼びます。

企業・組織が大きくなるほどワークフローには多くの課題が発生します。もっとも大きな課題に、関係者が多くなればなるほど申請・承認までに時間がかかることが挙げられます。

この課題を解決するため、ワークフローでは早くからデジタル化が進んでいました。

大企業では自社のワークフローに合ったオンプレミスのシステムを一から構築しているところが多く、管理・保守にコストがかかるものの、必要なものとして運用されていました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行によってテレワークが普及したことで、既存のシステムでは回らない企業・組織が出てきてしまいました。

クラウド型であれば外部からもアクセスしやすいため、これを機にクラウド型ワークフローへの切り替えを考える企業も出てきました。

しかしクラウド型ワークフローは柔軟性に欠けていることが多く、中規模・大企業といった独自のワークフローが確立している企業では導入できず、結局オンプレミスのシステムを使うしかなく選択肢が少ない状況におかれています。

kickflowは、中規模・大企業にもクラウド型ワークフローの選択肢を提示するため、柔軟性を備えたクラウドワークフロー「kickflow」を提供しています。

大きな組織ではすでに利用しているシステムがあり、それを変更することには大きな労力が伴います。しかし創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HENNGE kickflow クラウド ワークフロー 大企業 株式会社 稟議 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

カーボンオフセットSaaSを提供する「Sustineri」が1億円調達
2023年5月19日、Sustineri株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sustineriは、カーボンオフセットのためのクラウドサービス「カーボンオフセットクラウド」、…
ハウスクリーニングや修理・手入れのプロとユーザーをつなぐプラットフォーム運営の「ユアマイスター」が23億円調達
2022年1月6日、ユアマイスター株式会社は、総額約23億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ハウスクリーニングや修理・手入れのプロフェッショナルとユーザーをマッチングするECプラットフォーム…
「eMind」が東北大学との共同研究講座「てんかんスマート医療共同研究講座」においててんかん患者向けスマホアプリ「eMind for Medical Research」の提供を開始
2023年4月20日、株式会社eMindは、東北大学大学院医学系研究科による「てんかんスマート医療共同研究講座」において、eMindは2023年4月からてんかん患者向けに「eMind for Medi…
次世代の椅子型モビリティ「TRANSELLA」(仮称)を開発する「LIFEHUB」が1.6億円調達
2022年8月23日、LIFEHUB株式会社は、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代型の電動車椅子「TRANSELLA(トランセラ)」(仮称)を開発しています。 車椅…
企業・自治体・大学などと連携してコワーキングスペースを展開する「ATOMica」が6.5億円調達
2024年4月5日、株式会社ATOMicaは、総額6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ATOMicaは、「ソーシャルコワーキング」の企画・開発・運営や、「knotPLACE」の…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集