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EC向けタグ付け自動化AIツール「AIタッガー」運営の「LISUTO」が資金調達

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2022年3月3日、LISUTO株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ECモールで商品の出品を行う際に必要な商品のタグ付けを自動化するツール「AIタッガー」を運営しています。

商品のCSVファイルを入力することで、ファイルに含まれているテキスト情報から商品の特徴を判別し適切なタグを出力します。

人力だと1,000商品あたり100時間かかっていたタグ付け作業を、たった5分に短縮します。

今回の資金は、国内市場での事業拡大・グローバル展開も視野に入れた「AIタッガー」の発展と、人材採用の強化に充当されます。

ECモールでは、ユーザーの絞り込み検索に商品をヒットさせるためには、商品のタグ付けが必要不可欠です。

たとえばアパレル商品では、サイズ・カラー・素材、食品では産地・個数などを登録することで、ユーザーが商品を絞り込むことが可能となります。

絞り込み検索とは、ECモールのサイドバーなどに表示されている絞り込みのための機能のことです。ECモール側があらかじめ用意しているタグを選択することで、ユーザーは商品を絞り込むことができます。便利な機能であるため実際に利用したことがある方も多いと思います。

このようなタグ付けは当たり前の作業であると思っている担当者もいるかもしれませんが、実際のところキーワードの設定はされていても、タグが適切に設定されていないケースが多く、機会損失につながっているのです。

また、多くの商品を取り扱っているEC事業者にとってタグ付けは非常に時間のかかる作業であり、キーワード検索からの流入があるため現状でも問題ないと判断しているケースもありそうです。

コロナ禍によってECの市場規模も拡大している中、EC事業者として他社よりも一歩先を行くためには、見逃されがちなタグ付けなどの作業を効率化していくことが重要といえます。

ECサイトはプロダクト販売のチャネルとして重要な存在です。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるECサイトやECモールの導入ノウハウについて詳しく解説しています。

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