創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年2月17日調剤薬局向け電子薬歴システム「Musubi」提供の「カケハシ」が13億円調達

2022年2月17日、株式会社カケハシは、総額13億円の資金調達を実施したことを発表しました。
調剤薬局向け電子薬歴システム「Musubi(ムスビ)」を提供しています。
電子薬歴による業務効率化だけでなく、服薬指導サポートや、経営データの可視化、LINEによる服薬期間中の患者のフォロー・処方箋送信、AIによる在庫管理を実現するシステムです。
政府は2015年あたりから、患者ファーストの医薬分業の実現のため、かかりつけ薬剤師・薬局を推進しています。
診療報酬改定によって、特定の医療機関からの処方箋の割合が大多数だった場合、調剤報酬が引き下げられるようになり、調剤薬局はより多様な患者に向けたサービスの提供が必要となっています。
これまでの医薬分業は形式的なものにすぎず、調剤薬局は病院の近くに店舗を構え、薬剤の調製といった対物中心の業務を行うだけで事業が成り立っていました。
本来の医薬分業は、医者は医学的知見から、薬剤師は薬学的知見から患者をサポートすることを目的としています。
高齢化の進展もあり、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築の実現が急務となっている現在では、薬剤師・調剤薬局も医療・介護・予防の一翼を担い、医療において適切な役割を果たしていくことが求められています。
そのため調剤薬局では、患者を重視した経営への転換を実現するため、様々な取り組みが進んでいます。
そして、患者ごとに最適なサービスの提供のためにはITの活用が必要不可欠であり、電子薬歴システムや服薬指導支援サービスなども普及しています。
創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | Musubi カケハシ システム 在庫管理 株式会社 業務効率化 薬剤師 薬局 調剤 調剤薬局 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年7月25日、マテバ株式会社は、9月上旬に「マテバ」を正式リリースすることを発表しました。 「マテバ」は、部屋を借りたい人が希望する条件を登録して待つだけでオーナー・管理会社からオファーから届…
2019年10月2日、株式会社ビビッドガーデンは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン・マルシェ「食べチョク」を運営しています。 こだわりの生産者から、直接商品を購入できるオ…
2025年3月28日、株式会社LOOVは、資金調達を発表しました。 LOOVは、プレゼン動画を制作・活用するSaaS「LOOV」を開発・提供しています。 対象者の属性に応じてプレゼン内容が自動的に変化…
2021年9月8日、株式会社Yanekaraは、総額5,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 一基で複数台のEVを太陽光で充電できる充放電機器(V2X機器)と、電気自動車(EV)など多様…
2022年2月10日、株式会社スタッフライフは、「Yebima(ヱビマ)」を2022年春にリリース予定であることを発表しました。 「Yebima」は、仕組みが理解可能で、安心して売買できるUI/UXの…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

