注目のスタートアップ

最適なマッチングを実現する住宅取引プラットフォーム展開の「Buycull」が1.5億円調達

company

2022年1月25日、株式会社Buycullは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

最先端テクノロジーで最適なマッチングを実現する、住宅取引のためのハウスマッチングプラットフォーム「Byucull(バイカル)」を運営しています。

住宅取引の際には、売却側はすべてを不動産仲介会社に任せるしかないことや価格に対する交渉力がないこと、購入側はどの不動産仲介会社が最適なのかわからないことなどの課題がありました。

「Buycull」は、テクノロジーを活用することで、住宅の売却想定額の算出、最適な住宅購入者の発見、安心安全な取引を行うためのプロの不動産仲介会社のアサインを行うことで、家を買いたい人・家を売りたい人・不動産仲介会社の3者間の課題を解決することを目的としています。

今回の資金は、「Buycull」の開発、広告、サポート体制の拡充に充当されます。

不動産業界はデジタル化が進まないレガシー産業と呼ばれていました。

法律がからんでくる専門性や、柔軟な対応が必要となるなど業界特有のアナログな商習慣や業務フローがデジタル化を阻んでいました。

しかしコロナ禍によってDXの重要性が高まったことや、不動産テックにおいていくつもの革新的なサービスが登場したことによりデジタル化やDXが進んできています。

中古住宅市場については、新築住宅・マンションの価格が高騰していることなどを背景に上昇傾向にあります。

またリノベーションによって好きなように家を変えられる、という認識が広まったことも要因のひとつと考えられます。

従来まで中古住宅取引は不動産仲介会社が一手に引き受けていました。

情報も不透明であり、中古住宅を売買したい場合、不動産仲介会社から提示された金額が適切かどうかを判断することはできませんでした。

また不動産仲介会社にとっても、売り手・買い手双方の利益を最大化するために交渉を行わなくてはならず、大きな労力がかかる取引でもあります。

そこで近年はテクノロジーを活用することにより、中古住宅取引を透明化しようとする動きが出てきています。

国内中古住宅取引市場の活性化や、空き家問題の解決のためにも重要な取り組みであるため、今後さらに大きく広がっていくと考えられます。

起業にはオフィスが必要となります。しかし初めての起業の場合、どのようなオフィスを選べばいいのかわからないこともあるでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期におすすめするオフィスの形態について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ プラットフォーム マッチング 不動産 中古住宅 住宅 取引 株式会社 物件 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ゲーム・コンテンツ開発の「Colorful Tails」と「京都芸術大学」がハイパー・カジュアル・ゲーム開発分野において業務提携
2020年10月22日、株式会社Colorful Tailsは、京都芸術大学と業務提携することを発表しました。 Colorful Tailsは、PR事業やデジタル・マーケティング事業などを展開する株式…
オーダーメイドの生成AIチャットシステムを提供する「カサナレ」が4,000万円調達
2023年7月6日、カサナレ株式会社は、約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カサナレは、企業向けの生成AI導入支援と、各社専用にカスタマイズ可能な生成AIチャットシステム「Kas…
AIパートナーアプリを運営する「OSHIAI」1.7億円調達
2025年11月14日、OSHIAI株式会社は、総額1億7000万円の資金調達を発表しました。 OSHIAIは、AIパートナーアプリ「OSHIAI」を運営しています。 アイドル、VTuber、配信者、…
「大阪大学ベンチャーキャピタル」が創薬支援技術・がん治療薬開発の「Beyond Frontier」に1億円を出資
2019年11月20日、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、Beyond Frontier株式会社に、1億円の投資を実行したことを発表しました。 Beyond Frontierは、創薬支援技術や、…
量子インターネット実現を目的とした量子中継器・量子通信システム・関連技術を開発する「LQUOM」が「東芝」から資金調達
2023年5月9日、LQUOM株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社東芝です。 LQUOMは、量子インターネット実現を目的に、量子通信システム・量子中継器・関連技術の開…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集