「TABETE」展開の「コークッキング」が「茨城県」とフードロス削減に向けた連携協定を締結

tips

2021年8月2日、株式会社コークッキングは、茨城県と、「食品ロス削減に向けた連携協定」を締結したことを発表しました。

コークッキングは、フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を運営しています。

飲食店や小売店で廃棄されてしまう食事と、テイクアウト購入したい消費者とをマッチングすることにより、食品ロス(フードロス)の削減を実現するサービスです。

今回の茨城県との連携協定の締結により、両者の資源を活かし、消費者・飲食店・小売店等のフードロス削減に対する意識の向上と行動の変容を促すための取り組みを実施します。

具体的には、以下の取り組みを行います。
「コークッキング」
・「TABETE」を利用する事業者や消費者に向けた情報発信
・いばらき食べきり協力店制度の周知・広報
・茨城県内における実績資料の提供 など
「茨城県」
・県のホームページや広報物、イベントなどでの県内での「TABETE」活用に向けた情報発信
・県内食品関連事業者とのコーディネート など

日本では、年間2,550万トンの食品廃棄物等が出ており、そのうちまだ食べられるのに廃棄される食品であるフードロスは612万トンで、そのうち事業系のフードロスが328万トンあります。

フードロス発生の要因としては、製造日から数えて賞味期限の3分の1にあたる期間以内に小売店に納品しなければならない“3分の1ルール”や、消費者の過度な鮮度志向などが挙げられています。

そのため食品ロス削減のためには、製配販の連携や、消費者の理解の促進などフードチェーン全体での取組みが必要となります。

自治体は事業者とはまた別の発信能力を持っているため、このような社会課題における取り組みでは、有効な連携といえるでしょう。

食品ロス削減のような社会課題解決型ビジネスは大きな意義があります。しかし、ビジネスとして軌道に乗せることが難しいため、資金調達や経営支援などが重要となってきます。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ TABETE コークッキング シェアリング タベテ フード フードロス 削減 協定 株式会社 茨城県 連携 食品ロス
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

製造業向け異常検知AIソフトウェアを提供する「アダコテック」が4.2億円調達
2022年7月28日、株式会社アダコテックは、総額4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年4月27日には、総額11億円の資金調達の実施を発表しています。 アダコテッ…
IoTセンサーとクラウドサービスを組み合わせた製造業向けDXソリューションを提供する「SIRC」が資金調達
2025年3月3日、株式会社SIRCは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ヤンマーベンチャーズ株式会社です。 SIRCは、超小型センサ「SIRCデバイス」を活用した各種IoTセンサと、…
韓国美容医療サポートサービス「aroom」を運営する「CareCraft」が1億円調達
2024年4月16日、株式会社CareCraftは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 CareCraftは、韓国美容医療サポートサービス「aroom(アルム)」を運営しています。 韓…
生成AIによる問題解決機能を搭載したプロジェクト管理ツール「SolvifAI」を開発する「ソルビファイ」が3,300万円調達
2024年2月1日、ソルビファイ株式会社は、3,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソルビファイは、生成AI搭載問題解決SaaS「SolvifAI」を開発しています。 プロジェクト管理…
LINEを活用した妊活コンシェルジュサービス「famione」を提供する「ファミワン」が資金調達
2022年6月1日、株式会社ファミワンは、資金調達を実施したことを発表しました。 ファミワンは、LINEを活用した妊活コンシェルジュサービス「famione(ファミワン)」を提供しています。 不妊症看…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集